[映画レビュー#69] プロメア | ニールのシアター

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今年最後のレビューになります。正直紹介したい良作はまだまだありますが、とりあえず一番その中でもすぐに紹介したい作品から行ってみようかと。これの記事の後に今年のマイベストランキングでも作ろうかな、なんて思ってますよ( ̄∀ ̄)





なんで事前にこんな話をするかと言いますと



今作、今年最後の月にしてマイベストランキング

上位にぶっこむレベルで最高だったからでございます。



突然変異により、発火、炎を操る能力を得た「バーニッシュ」という人種が誕生して30年経った世界。過激なバーニッシュ集団の「マッドバーニッシュ」とそれに対抗する高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の戦いを描く。



日本公開: 2019524

全米公開: 2019917

上映時間: 111

製作国: 日本


監督: 今石洋之

原作: TRIGGER、中島かずき

脚本: 中島かずき

キャラクターデザイン: コヤマシゲト

美術監督: 久保友孝

色彩設計: 垣田由紀子

3DCG制作: サンジゲン

3Dディレクター: 石川真平

撮影監督: 池田新助

編集: 植松淳一

音楽: 澤野弘之

音響監督: えびなやすのり

タイトルロゴデザイン: 市古斉史


声の出演: 松山ケンイチ、早乙女太一、

佐倉綾音、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、小山力也、小清水亜美、楠大典、檜山修之、小西克幸、柚木涼香、

ケンドーコバヤシ、古田新太 堺雅人





いやぁ、何から話せば良いんだ⁉︎



とりあえずね、ぶっ飛ばされました。





でね、これから見る人には、何も知らない状態でいることをすすめたいです。ぶっ飛ばされる体験をしてほしいから、予告で「お、これ、良いかも」あるいは「アホかw」「よくわからん」と思ったら、即鑑賞することをお薦めします!


いや、もちろん俺如きが何を感じたかを少し見ていただいてから鑑賞していただいても全然良いんですけどね!笑




恐縮ですが僕の経験で例えて話すので有れば、


個人的に2015年最大の後悔が、



「マッドマックス / 怒りのデス・ロード」を劇場で見なかったことですね。もちろんソフトでも十分熱くなれました。シンプルながらハイテンションなアクションで全編を突っ切る映画構成。でも見た後に徐々に身にしみてくる口で深くは語られないけど想像の余地がある世界設定、愛すべき登場人物たち。これらが決して薄れることはありませんが、

やっぱね!でかいスクリーンで見れたかどうかは大変な違いだと思うんですよ。暗い中で知らない観客たちと映画を前に同じ興奮を共有できるあの時間。


「プロメア」で補完できました。



いやいやもちろんバイオレンス描写とかウォーボーイズが出てくるわけではありません。ただね、感情の高ぶりを既存のものに代えて止まることなく発揮する点で言えば「プロメア」は同じです!全編ノンストップってのはこういうことですよ。


ストーリーに集中しなくても大丈夫です。おそらく見ていたら自然と入ってきますし、それ以上にハイテンポのアクション、ロボ戦、強烈な色彩に酔いしれることだろうと思います。(あと謎の水玉コラ的な演出には「アホか」と笑わされました。)



その中でもオリジナリティを感じた魅力としてはマッドバーニッシュのリーダーのリオの「怒り」の爆発シーンですね。イライラした時に書く日記のようにキャラクターの絵が怒りに燃えると、文字通り、崩壊します。その次第に煩雑になっていく表現がむしろ同じく観客もその興奮状態のまま飲み込んでいくあたり


もう最高っす。(語彙力)


ロボ戦も通づるところがあるんですがそれについて詳しくは少し後に話しましょう。




物語構成は本当に既視感があるものなんです。

人間に対抗する、人なんだけど異なる特徴のある者。それぞれの想いがぶつかったり、結びついたり、そこで起きる戦いを描くという、

どこかで何度も聞いたことがあるような設定の話なんですがそのテーマの描き方がどストレートな点が、僕の心を鷲掴みにしたわけです。


心や魂、頑張ったりするときに「火」とか、「燃やす」とか、比喩だけどそんな風に表現することって日常でもよくあると思います。

今作で登場するバーニッシュの人々は



本当に燃やします。


人間にある感情や理性、意思を架空のものに例えるものはたくさんありますが、

「火」

よくよく考えたらそんな身近なものに前面に例えたこともそうなかったな!ここで既に僕にとっては新鮮でした。



バーニッシュの能力で起こる火事というのはまさに、人間の感情コントロールが効かない結果起こる傷害事件であったり、思想の違いや差別から起こるテロ事件に置き換えられる、決して現実離れしてて感情移入できないようなSFものではありません。で、追い討ちをかけるように街の所々でさりげなーく見え隠れする標識や信号とか見ててハッとしたのが、


お、日本じゃねえな。

人種が入り乱れていながらも共存できてるようで人によっては完全に差別や偏見がなくなっているわけではないアメリカ社会を思わせる背景も現実に近づけているなぁと感じたところでした。ガロとアイナのシーンは北の山っぽいな、とか思いながら見たりしてね。


マッドバーニッシュは、虐げられる人々の代表として戦う、いわば奴隷解放もののような立ち位置を担っています。



よってそのバーニッシュに対して現れる消防士たちの意味合いもより深いものになっています。火と水なんて全くもって相反するような関係なはずなのに、消防側のガロは「俺の炎の方が熱いんだぜ〜!」みたいなことを言っている。さらには炎の耐久性がある特殊な緑の液体があったら、火事場にかけるのではなく、自分にかけるという。ここまで真っすぐな熱血おバカ主人公もそういないですよ。おっとここでも「熱」という言葉を入れてしまいました。ストーリーの中で葛藤もしますがそこまで神妙にならないあたりも好感触で真っすぐなのが目立つ分よくよく考えると「こいつちゃんと成長してるのか」とギリギリまで思わせるキャラ描写も笑えました。そしてそこから立ちはだかる新たな脅威。対する主人公ガロとリオ、それぞれが全く異なる炎を放つのに加えて緑の例の液体がどのようなことを巻き起こすのか。

可能な限り説明するとですね、



完全に単純な足し算の畳み掛けのような作り、なんなら組み合わせられるものかどうかすら危ぶまれるような奴らでしたが




クライマックスで、異なる炎たちは一つになる。今作での炎は力の源であり、感情であり、パッションなわけです。


炎で、


ロボを築き、


その2人で悪意に叩きつけるその熱い拳で答えを示す、




「違いとか関係ない。炎に炎足してもんだいありますか?一緒に燃えれば、世界を変えられるかって?



変えられますとも!


無茶苦茶な思考ですが、これまでの「炎」の捉え方と照らしつつ、ハイテンポのストーリーに加えてここぞというところで澤野弘之さん(音楽は全て最高っす)作詞作曲の「inferno」が流れながら、炎、パッションが地球全体を包み込んで一つになる。これぞ共存、これぞ共生、これぞ共闘、これぞ絆!


要はこういうことです、「みんな違いはあれど、情熱添えて力を合わせれば、人間最強!」


そういうことです!






単純なことなはずなんですが、


もう抵抗不可能、涙腺ダム決壊でしたw なんか、これは嬉し泣きですね。見ていた時に100%そのシーン全体の趣旨を感じ取ったわけではありませんが、とりあえずロボがかっこよく、「どんな違いがあろうと熱を合わせさえすれば…ほ〜ら最強!」後で考えるとあの熱量を2時間近くもキープできる本作の力強さに二度感心させられる次第です。

もうここで勝手に言葉作っちゃおうと思います。

映像的説得力、これに尽きるのではないでしょうか。


ロボや巨大なものをカッコよく見せる術を元々TRIGGERはよくわかっているってのもあるかもしれません。グレンラガンとグリッドマンを事前に見ていたのでそこから引き継がれている、いや、進化ですねアレは。



長々と書いてしまいました。またソフト化したら見返して色々発見したいと思うところです。とにかくですね、今作に全力を捧げてくれた製作陣、声優陣には本当にありがとう、と伝えたいほどに

僕自身も熱くさせて頂きました。




不器用な表現にはなりますが、

この映画の、全てが、好きです!是非、燃やし尽くしてください!


最終評価は100です。



最後まで読んで頂きありがとうございます!






うん、こんな感情に引きずられまくりなレビューで良かったんだろうかw まあ良いや、下手なことをこれ以上言う前に切り上げるとします。上の本予告、間違いなく観賞後にもう一度見る時には完全に異なる熱量で見れると思います。




ではランキング記事でまたお会いしましょう!