[映画レビュー#65] 初恋 | ニールのシアター

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俺「戻ってきたぜ!!」





ここ数日(ほぼ1ヶ月ですね、サーセン)、課題や友人の自主制作の映画を手伝う傍ら、アメブロに投稿されている「ジョーカー」評を読むのを楽しんでいました、ニールです。それと他の映画も見たり。(他にもいろんなことがありました。)


フォロワーの方、さらにそのフォロワーをフォローしている方、とどんどん飛んでも、ほとんどの人がジョーカーをすでに鑑賞しているんですよね。で、また観点が全く違うので賛否関わらず読んでいて面白いし、「なるほど、そういう見方があったか」と頷きすぎて首吹っ飛んで改造兵士レベル2になるんじゃねえか、と思いましたね!




「は?」


詳しくはVシネマ「真・仮面ライダー〜序章(プロローグ)〜」をご覧ください。




とりあえずですね、先にレビューを書いてから他の人の感想や解説を読んだことでより一層ジョーカーへの「賛」の想いが強まり個人的にはどの観点からも楽しめるお気に入りベスト確定へと至りました。

なので今の時点で3回見ているのですが、同じタイミングで邦画も見ていました。しかも日本公開日よりも早いタイミングで。




三池崇史監督の最新作です。




ボクサーの葛城レオ(窪田正孝)は試合でKOを食らうが、それに加えて病院検査で余命を宣告されてしまう。突然なことに自暴自棄になる彼だったが、そんな中、男に追われる少女モニカ(小西桜子)と出会う。


ヤクザ、マル暴、マフィア、各々の思惑が交錯し、危険な事態にレオは巻き込まれていく。



英題: First Love

PG12

全米公開: 2019年9月27日

日本公開: 2020年2月28日

上映時間: 115分

製作国: 日本


監督: 三池崇史

脚本: 中村雅

企画: 紀伊宗之

プロデューサー: ジェレミー・トーマス、坂美佐子、前田茂司、伊藤秀裕、小杉宝

共同プロデューサー: 飯田雅裕

撮影: 北信康

美術: 清水剛

編集: 神谷朗

音楽: 遠藤浩二



出演: 窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、出合正幸、滝藤賢一、ベンガル、他 /     塩見三省、内野聖陽



映画.comではもっと詳しく書いていますが、敢えて話運びについてここでは詳しく書かないようにします。

どんなジャンルかだけ言っておくと、個人的にはロマンスバイオレンスコメディ、という印象です。


既に僕は見ているのですが、改めてここで公式の特報を見てみましょう。





公式「三池監督初のラブストーリー」


うんうん、たしかに


公式「完全オリジナルストーリー」


そうでしたね。


三池監督「さらば、バイオレンス」



いやいや待て待て待て待て。


余裕で首吹っ飛んでたから!しかもその首余裕で口動いてたから!汗


というわけで未見の皆さん、初のロマンス要素はありますけどバイレンス描写はありますのでそこんとこ御注意ください。



三池監督作品は全ては観れていません。「殺し屋1」「ゼブラーマン」「妖怪大戦争」「ヤッターマン」「ゼブラーマン2-ゼブラシティの逆襲-「藁の楯」、この6本を見ています。どれも楽しんだと記憶しています。それからはほとんど見ていませんね。


三池監督作品の特徴といえば、すべてでは無いですがバイオレンス、見てて痛いシーンを入れつつ、笑って良いのかよくわからない絶妙なシュール演出が含んである、って感じです。共通しているのは(本当にベタな言い方にはなってしまいますが)どれだけ現実離れしていようと、その世界観に入り込ませるような力を感じるところです。


でも数年彼の作品は見ていなかったのでどんな作風だったかは、だいぶ忘れていました。まあ要は




近年のゴキブリから地球を救う映画も




不似合いなリーゼントでスタンドを乱用する映画も


僕は見ていませんでした。


お察しください。




そんな三池崇史監督作がまさかのアメリカで先行上映、更にカンヌ始めいくつもの映画祭で出品されているということで、これは「LAに住んでる特権じゃねえか!」ということで鑑賞。


感想なんですが、



言いたいことがないわけでは無いですが、


なかなか痛快で面白い作品でした!





詳しいあらすじを書かなかったのは、「知らない方が面白い系」の映画だからです。


でも何も書かないのは流石にアレなのでもう少し映画の雰囲気を話すと割とタランティーノ色に通ずるような作風でした。人物間の境遇や会話劇、そこから生まれる企み、裏切り、復讐、悲劇、喜劇。そこがうま〜く確実に絡まっていく様を楽しみました。爆破、死亡シーンも加わり、そこに不運にも巻き込まれる主人公窪田くんの状況は「ダイ・ハード」を想起させたりもして。


うん、そうですね。タランティーノ風味にヤクザを加えた日本版ダイ・ハード、こんな感じです。聞くだけでも面白いですよね!




まず脚本が良かったです。主人公レオのストーリーに始まり、同時に、どうやったら絡むことになるんだと思うようなチンピラどもの会話が展開され、これが偶然のような運命のような形で関わっていく。想定外の事態の畳み掛けです。その転がり方にスピード感がありました。「偶然」と考えると少しそんな展開が多すぎたような気もしなくもないですが、レオの「余命」、そして「初恋」というタイトルの意味合いがクライマックス・終盤に向かってどうやって関わってくるかなども、うまくできているな、と上から目線ながら感じました。




漫画から出てきたような(でもオリジナルなのがすげえ)特徴的なキャラクター陣、それを観客に入り込ませるように演じるキャストも良かったです。窪田正孝さん、結婚おめでとうございます!(ぶっこみ〜)個人的な話ですがLAでまさか2本も窪田さん主演の映画を見れるとは思っていませんでした。(ちなみにもう一本は「東京喰種-S-) タバコを咥えた大森南朋さんはいつもいつもかっこいいんですが、マル暴の彼とヤクザ組を行き来する染谷将太のキャラクターが特に笑わせてくれました。彼がしくじったり暴れるたびに海外の観客も含めて大ウケでした。




内野聖陽の演じるヤクザのキャラは出で立ちがカッコいいんだけど、決め台詞のどこか人情熱いヤクザ感が少し時代遅れ感も匂わせて笑えました。カッコよさとユーモアさのバランスが取れた良い配役でしたね。ヒロインは今回僕は初めて知りました、小西桜子さん。彼女はオーディションで選ばれたのですが、ものすごく特徴のあるお顔、あるいは演出をされているわけではないんですが、隙に見せるか弱さ、無垢さが絶妙でしたね。「純粋で健気ゆえに利用される」報われてなかったヒロインをまんま絵に描いたようでした。画像検索したら、




安定で可愛かったです( ´∀`)


結構体を張っていたところもあり、ここは既に注目されているような若手女優ではできなかったと思います。今後の活躍にも期待の女優さんです!


村上淳さんも塩見三省さんも園子温映画、アウトレイジを思い浮かべて超かっこよかったんですけど、個人的に一番の魅力だなと感じたのがね、

ベッキーです。


もうね、爽快ですよ。


あの騒動も今となってはもう落ち着いていますけど、YouTubeSNSを見てるとたまに今でも見るんですよね、ウジがネチネチネチネチと。


それをですね、復讐に燃えるモンスターキャラを演じるベッキーが


成敗。




とある事件から覚醒し、パンイチにバールを片手に大暴れ。あのベッキーですよ?

ここが褒めたくなる理由の大部分というか笑 他にも、タレントとしてのベッキーからはかけ離れたような暴挙に出ます。とにかくこの見せ場、キャラ設定を作った方々、そして何よりですね、この役を引き受けたベッキーに、俺は拍手したい!!狙ってる方向かはわかりませんが!元々好きでしたが、俺はさらに好感度が上がりましたね!どこで好きになってんだよってw



でねぇ、ここまで良いところはいっぱい随所にあるんですけど、「ここがなぁ〜」ってところもいくつかありました。



説明が難しいですが、可能な限りネタバレを伏せて書くのならば、


・窪田正孝、小西桜子、大森南朋、染谷将太が絡むシーンがあるんですがそこの凸凹感がすごく見てて楽しかったんですよね。楽しかったのに、すぐ終わっちゃうんですよ。短い!


・抗争の山場。クライマックスの見せ場もどんどん人が死ぬので楽しいんですけど(サイコパス)、そこになって少し映画全体のスピード感が落ちて、長く感じちゃったんですよね。で、長く感じた理由というのが


・アクションの撮り方が少し下手に感じたんです。カット割が多く、役者ズームでブレまくる、どういう動きをしているのかがわからなくなったりして。そこではっきり、うまーく距離を置いて見せていれば長く尺を取っても良いと思ったんですけどね。


・そして唯一、観客皆ポカーンだったシーンがあったんですよ。窪田正孝、小西桜子、内田聖陽のシーンなんですけど、


詳しくは言いませんよ汗 言わないんですけど、あれはなんだったんだろう...。(↓その時の俺)


どうして唐突に◯◯◯◯◯◯◯を加えようと思ったんだ...?そこだけが疑問でしたし、なんならそこで一瞬しらけちゃったんですよね。散々そこまでにめちゃくちゃなことは起こってたんですけど。いや〜ごめんなさいね、見てない人はなんのこっちゃですよねw 見たら本当にわかるのでぜひ皆さん、来年の2月に、映画館で!

で良ければコメントもここに記してもらえたらと思います。






というわけでですね、問題点もありますが、そこはブラッシュアップの余地があるし、こういった独特で痛快な娯楽作品が日本から出てくるという点、そしてベッキーを大暴れさせてくれた点で、日本人としては誇らしいし、まだまだ日本映画にも希望があるな、なんてことを思わされました。


邦画をあまり見ていない方々、少し刺激が欲しい方々、あるいは窪田正孝が好きな方々は是非見ていただきたい!日本映画を海外の観客と笑って楽しめて僕も至福の時間でした!



最終評価は76です。




最後まで読んで頂きありがとうございます!





というわけでね、ちゃんと生きてましたよw 今後も不定期ながら溜まっている映画の感想はあげていくので広い心でご自愛下さい汗



次回は「ターミネーター 2」のレビューでお会いしましょう!