あとはね、夏学期の最終課題と昨日まで戦っていたのでゆっくり映画を見るのも久しぶりでした。
前回レビューした「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」が最高だったので、これのメガホンを担ったジョン・ワッツの作品を調べてみたんです。でライムスター宇多丸さんのラジオでもちょくちょく名前が出てた「コップ・カー」を今回初鑑賞。
家出中の2人の少年達は荒野でたまたまパトカーを一台発見する。誰もいないのをいいことに少年達はそのパトカーをイタズラで乗り回す。まさかそのパトカーの持ち主がとんでもないやつだとは知りもせずに...。
原題: Cop Car
PG12
全米公開: 2015年8月7日
日本公開: 2016年4月9日
上映時間: 88分
製作国: アメリカ合衆国
監督: ジョン・ワッツ
製作: コディ・ライダー、アリシア・バン・クーバリング、サム・ビスビー、アンドリュー・コートシャック、ジョン・ワッツ
製作総指揮: ウォルター・コートシャック、ランス・アコード、ケヴィン・ベーコン、ジャッキー・ケルマン・ビスビー、フランク・ブレナー、ビル・ペリー、トム・バレリオ
脚本: ジョン・ワッツ、クリストファー・フォード
撮影: マシュー・J・ロイド
美術: マイケル・パウスナー
衣装: ルビー・カティリアス
編集: メーガン・ブルックス、アンドリュー・ハッセ
音楽: フィル・ホスマン
出演: ケヴィン・ベーコン、ジェームズ・フリードソン=ジャクソン、ヘイズ・ウォルフォード、カムリン・マンハイム、シェー・ウィガム
はい、MCU「スパイダーマン」シリーズを担当しているジョン・ワッツ監督作品という事以外は全く情報を入れずに鑑賞したわけですが、簡単にまとめるとですね、
荒野を舞台に、
ガキども「お!すげ!パトカーだ!乗ってみようぜ!」
に対してケヴィン・ベーコンが透明人間になって女性陣を貪りながら追っかけ回すサスペンス。
あ、透明人間ってのはスッゲー嘘。
とりあえずポスターに大きく写っているケヴィン・ベーコンがただの警官ではなく、そんな彼に少年たちが追いかけ回される、という話です。
まず驚いたのが少年たちの年齢ですよ。誰であろうとパトカーを人目を盗んで乗り回すなんて悪いことでしかないですけれど、まだこの子達が10歳だという事実。TIKTOKやバカッターを探してもこの歳でここまでのガッツがある少年はそういないでしょうw ここまでのことをやれたらむしろフォロワー増えるんじゃないですかね!^_^「テスト帰り、イライラしてたら無人のパトカー発見!乗り回したった☆」(絶対やるな)
まあそうないでしょうけどやめましょうね!w
作りにどこまで関係しているかはわかりませんが(おそらく低予算の制作費)、荒野をほぼ全編で背景にしているのもすごく効果的に感じました。子供達がパトカーの中身を漁っていくくだりも子供らしくワクワクする中にどうも警察官が持つようなものじゃないものが少しズーつ見え始め見てる自分は「...ん?」と少なからずなるのに対してまだ子供達ははしゃいでいると。しかも銃口を無防備にも直にのぞいてみたり、むやみにペースメーカーを触っているあたりは無駄にヒヤヒヤさせられましたw
登場人物も少ないのでで彼らの行動や心情が見ていて伝わるし、彼らだけに集中できました。「次にどうなるんだ」、「こいつは一体何を考えているんだ?」それぞれ違う意味でどういう行動をとるのか予測できないので「一体がっさいどう転がるんだろうか?」と考えを巡らせて見れたのが良かったです。
・主な登場人物
少年2人、ケヴィン・ベーコン保安官、誘拐された男、目撃者のおばさん
本編を確認して、今作はませているけどまだまだ無知な子供達に対して、主に力でねじ伏せる嫌な大人の面が露見する映画だったわけですが、ケヴィン・ベーコン演じる悪い保安官が、そんなに「こういうキャラです」というのが確立されていないなと感じました、良くも悪くも。パッケージだけを見る感じ、ケヴィン・ベーコンがどうやら悪そうな感じの男だな、それはわかる。
で僕の予想は実はこのケヴィン・ベーコンが小さなミスも逃さないサイコパスでそれに少年達が追いかけ回されて、みたいなくらいにまで妄想が前半では膨らんでいたんですよ。良くも悪くもはずれました。実際彼が演じる役は悪いやつなんですが、映画でよく見るような悪人、チンピラとさほど変わらなく感じました。死体遺棄の時に滑ってShitだのFuckだのを吐き捨てるところで、以前「ノーカントリー」で見たシガーのようなオーラから溢れる凶悪感はそれほど感じなかった。後々、似たようなチンピラが出てきたからなおさら思っちゃったんですよね。「いやキャラ被ってない?!」って。
でも最後の追い込みシーンはぞくっとさせられました。もう死んだだろうと思って逃げたらケヴィン・ベーコンから「待てぇぇぇぇぇ!!!」って追いかけ回されるってまあ怖いですよねw
期待を上回る映画、とまでは言いませんが見るからに低予算な制作状況でこれほど人の不都合が重なるとこんな逃走劇ができるんだな、と即興演劇のような楽しさがありました。そして純真で大人の嘘がイマイチ見抜けない子供と、彼らを騙そうとする悪い大人という構図が今のMCU「スパイダーマン」シリーズを時折思い起こさせる瞬間もあり、「なるほどな、だからジョン・ワッツ監督が選ばれたのかな....いやそれにしてもこの低予算映画の監督にビッグバジェットを託すマーベルもなかなかたいそれたことをするもんだ!汗」と一人で納得した今作でした。
最終評価は79点です。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
今回はいつもよりは短く書けたかと。これを普通にしたいものですw もうベラベラ書いちゃいますから。
ではまた!







