あれだけ忙しかった夏講習が終わった途端、それからは自由すぎて廃人のような生活を送っている私ですが、いかがお過ごしでしょうか皆さん?
廃人はちょっと言い過ぎたw
せっかくの機会だからやれてなかった運動をしたり、街散策をしたり(我ながらジジくせえな)、あとは映画を見たりしてかろうじてニート化は防いでおります。
以前のブログで「いつか見たい」と言っていたもの、あるいはウォッチリストに入っているものから数々の映画を消費していたのですが、そのリストとやらに入れてから一年近く経った映画を今日消費しました。一年ですよw まあとりあえず一本消費したということで、不覚にもその一本が個人的にガツンときたので今作から行ってみます。
あくまで個人的にっつう話ですので、そこらへん悪しからず汗
これは、完成しなかった映画「7s」と、関わったすべての人の物語。
自主映画のコンテストでグランプリを受賞したアマチュア監督のサワダ(アベラヒデノブ)は賞金を予算に当てて新たに映画製作を始める。バイト先にお客として訪ねていた劇団スタッフから、モデル、アーティストたちが少しずつ集まり、天才詐欺師集団サテライトを主人公にした映画「7s(セブンス)」の製作は始まった。しかし、そこから様々なトラブルがサワダを襲い、映画撮影は混沌を極めていく。すべてを失った三年後。バラバラになった彼らが得たもの、そして失ったものとは。
監督:藤井道人
脚本:川原田サキ、藤井道人、アベラヒデノブ
製作:高山洋平
出演:深水元基、淵上泰史、アベラヒデノブ、須賀貴匡、佐々木卓馬、小林夏子、サンガ、竹井洋介、網川凛、麻亜里、木村啓介、池田嘩百哩、坂井裕美、須田暁、瀬下尚人、あべなぎさ、海東健、斎藤工、他
もともとこの映画を知ったのは須賀貴匡さんが出演していると聞きつけたから。何と言ってもですね、須賀貴匡さんといえば、「仮面ライダー龍騎」の主演でございます。めちゃくちゃ知名度があるわけではありませんが、仮面ライダー出身の役者の中でもトップレベルで個人的に大好きな役者さんなのでその時点で見ようと思っていたんですよね。
まあ一年もかかったんですけどねw 色んな映画見ちゃったんですよ、ええ。
自主制作の映画をめぐり、夢を抱く男女の変化を客観的に捉えたドラマでした。
知っている役者さんも少しいたけれど殆どが初めて観る俳優さんでまたそこも夢を目指している人をピックアップしている感があって良かったです。都会のどこかで紛れているような何者でもない人々の物語感が出ていました。メジャーな俳優さんを使っていたら成り立たなかったかも。感情移入するわけではないんだけれど、その人たちをどちらかというと見守るようなポジションに映画が視聴者を導いているような感覚でした。それこそリアリティショーとドキュメンタリーのような要素が見受けられて現場の気まずさや不協和音の空気がすごく伝わってきます。物語的にはちゃんとしたところへ着地します。着地はするんだけれどそこが完全なゴールではなく、また彼らには未来がある。彼らがどんな風に先を歩んで行くのか、そこも希望的なものは強調せず、さりとて不穏な感じもなく、そこはイーブンに。ここの描き方のバランスがとても気に入りました。
答え的なものは出さない。それはまだ彼らが人生において出せていないから。そして観る人次第では本編の後に次は自分の方に問いかけたくなる。後で監督インタビューも見たんですけど、まさにこちらに投げかけて夢やこれまでの人生について考えさせるような映画したかったようです。(というか実際にそうだったので僕には刺さりましたw)自分は現に考えさせられたので、そこでよりフィクションのキャラたちが時間差で実在する人のように生きてくる。今になって学生時代の良いことも悪いことも俯瞰してこんなことあったな、と苦笑いしながら思い出す事にめちゃくちゃ重なる部分があったり。
実際は芸術系で食っていこうとする人にとってはどこかに転がっているような出来事なんです。でしかも、それを部分的に切り取っているだけ。切り取っているだけなんだけれどそこをすごく藤井道人監督は美化せずに映画的な画にして描けていることにすごいなと感じました。自分でも矛盾しているからような気はしますが、美化してないけど美しい。
少し、ガヤがわかりやすいくらいイラっとくるセリフをイラっとする言い方で発するくだりは少し作り手の思いがどこか露見しているように見えて「あれあれ俯瞰できてないな」と思うとこもありましたが目に留まった嫌いな点はそこだけです。
ここでは語りきれませんがメインキャストが皆良い味を出していて扱いに偏りがありませんでした。深水元基さんは「新宿スワン」「ウルトラマンルーブ」で知っていましたけどあの不安定な状況ながら形が定まっていないけれどなにかを掴もうとする見習いモデルのキャラがすごくぴったしとハマっていました。
個人的に楽しみにしていた須賀貴匡さんはすごく可愛げの在る後輩モデルながら徐々に皆んなとの距離が離れていってしまう過程もナチュラル。もう最後は出世して世間的にはうまくいったからこそ、どこかもう違う人間になってしまった感が切なかったけどそこも描いていました。
助監督役の淵上泰史さんも役者と監督間を繋ぐかなり切羽詰まっているけど表には見せない演技が本当に光っていて。
まるでアルバムを見ているかのような感覚の映画でした。かつての熱情を思い出しつつ、今の思いが交差する三年後、そしてラスト、鳥肌もんでした。音楽が個人的にどストライクでした。
個人的にまたすごく大事な一本に加わりました。邦画はそこまでみていなかったのでまたこれからそのうちに。
藤井道人さんの監督作もそのうちぜひチェックしてみようと思います。まだ何も見てないので。
何か路頭に迷った時にこの映画を見ればまた立ち直れるような、一本でした。
最終評価は87点です。
うんそこは77にすべきかとも思ったんだけど、そこに気持ち的なもん入れるとほかの映画の配点が変なことになっちゃうからねw
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ここ数日はコンスタントに映画は見れてはいるんですけど、
今やっと一本片付いたとこですw
とはいえね、また間隔空きすぎない程度に色んな話題を記せると思います。あと5本くらいあるのでw 調べれば「あ、知っている!」みたいな作品をちゃんと語っていきますね!
ではまた!












