オール・ユー・ニード・イズ・ラブって
まあ、そんなことは良いんですよ!
今日は「ラスト・サムライ」同じく、トム・クルーズが日本のスピリッツを胸に戦う映画!
謎の地球外生命体「ギタイ」と人類が戦う近未来。臆病者な広報担当官ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)も戦闘に駆り出され、そこで命を落とす。しかし、気がつくと戦闘前の時間に戻っていて、戦争で死ぬ度に時間がリセットされることに気づく。死ぬ、生き返る、その繰り返しの中でケイジは戦闘経験値を上げていき、軍最強の女性兵士リタ(エミリー・ブラント)と出会い、「ギタイ」の本拠地にも近づいて行く。時を繰り返す能力を得たケイジは人類とギタイの戦争に決着をつけることができるのか?
原題: Edge of Tomorrow
別題: Live Die Repeat
全米公開2014年6月6日
日本公開2014年7月4日
製作国: アメリカ合衆国
上映時間: 113分
監督: ダグ・リーマン
原作: 桜坂洋
脚本: クリストファー・マッカリー、他
製作: アーウィン・ストフ、トム・ラサリー、他
製作総指揮: ダグ・リーマン、デイブ・バーティス、福原秀己、他
撮影: ディオン・ビーブ
美術: オリバー・スコール
衣装: ケイト・ホーリー
編集: ジェームズ・ハーバード
音楽: クリストフ・ベック
視覚効果監修: ニック・デイビス
出演: トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン、ノア・テイラー、他
初回で「⁈」ってなるところはあるけど、全体的には良かった!
夢やロマンが一冊に詰まった日本ラノベをですよ、
ハリウッドで映画化っすよ?
すごいことやないか!✨
言うて自分はSAOやデュラララ‼︎、その他諸々しか読んではいないんだけれども、バジェットもたくさんあるハリウッドで作るなら、オタク愛爆発っしょ!しかも日本の作品ってことがまず誇らしい。
「目を覚ましたら、前の時間に戻っていた。」
日本のものを洋画大作に組み合わせると、たまにすごく場違い感が出たり、勘違い演出が目立っちゃって、少し小馬鹿に見えることってあるよね。
今回、
・目が覚めたら〇〇だった!展開。
・人がパワードスーツで戦う。
・何度でも君と出会う!恋愛。
見事にフィットしてた!
マシンゴリゴリのスーツで戦うアクションシーンはどこもカッコいいし、見やすかった。筆者は劇場で見ることは叶わなかったんだけど、これIMAXで見たら最高だっただろうなぁ。3D感はあんまりなかったかな。...いや、訂正!序盤の落下シーンとかは3Dで観てみたいかも!
タイムトラベルの方法がとにかくシンプル(死ぬ)なので、不謹慎に聞こえるだろうけど、その戻り方の数々はアイデア性に溢れていたw この際、命の重さどうこうの話じゃないから、使える能力としてバンバン使っております。
あともう一つ面白いと感じた点があって、今作、
前半と後半で視聴者側が共感しやすいキャラが変わるんです。
「繰り返し」に慣れて行くまではケイジと同じ目線に立って観客は観れるんだけれど、彼が手慣れて使いこなせるようになってからは、ケイトの方に視聴者側は寄って行く作りになっている。
つまり、何が言いたいかというとですね...w
(前半)
気弱で戦いを避けるトム・クルーズだなんて珍しいじゃないですかw でもそっちの方が視聴者的には共感しやすい、と。鍛えてくれるリタにトムと同じく視聴者はついて行く。で、どんどんスキルが上がって行く。
(後半)
いつもの頼れるトム・クルーズに戻って行く。つまりどういうことか→俺ら視聴者側からトムがかけ離れて行く。俺らが気づかないところで時を繰り返したりし始める。「これって実際何回目なのよ⁉︎」とキレるリタに視聴者側が寄って行く。
という感じで、シンプルなドッカンドッカンなSF大作に見えて、物語でのタイムトラベルの設定、俳優の特性というものをかな〜り考慮、かな〜り計算した上で面白く(たまに皮肉的に)構築された作品になっている。よく出来てる!能力を持っているケイジだけに視点が偏らない、能力がない側からの感覚も体感できる、という変わった作風だ。
それによってリタもすごく面白い立ち位置のキャラクターになっていて印象に残る。作品作りの工夫や脚本が良いからっていうのもあるんだろうけれど、エミリー・ブラント単体で既に光っているんですよね!最近見た「ボーダーライン」の演技も素晴らしかったんだけれど、今回もなかなか活躍っぷりでしたよ。
ちなみに、今回は萌える瞬間もあったよ(個人的にだけど)
良くなかったところは、ロマンス要素の進展が後半無理やりなところがあったところだなぁ。訓練シーンでの会話の繰り返しのところとかは「どうなるんだろう」と期待させる感じだったのが、それからどの瞬間で好きになったのか、っていうのがあんまり良く分からなかった。尺があればもう少し丁寧に描けたのかな...なんて思ったりした。
なんてことを言ってるけど、ダグ・リーマンをハリウッド版「君の名は。」の監督に抜擢したら面白くなるんじゃね⁈ と自分は思いました。
ラストの締め方は良かった。ただスカッと終わるトムの映画とは一味違う締め方。少し切なさを含ませつつも、頰を緩めるあの表情。良いっすねぇ。
「ラスト・サムライ」でもそんな締め方だったんだよなぁ。
日本とトム・クルーズがタッグを組んだ時の法則なのかは知らないけれどw、単純で終わらない侘しさがありつつも美しく締める。邦画ではよく見る演出ではあるんだけれど、俺が日本人だからなのかはわからないけど、それをトムがやっているのを見て、少しだけ目頭が熱くなった。
日本発の、映画を面白くする要素が見事に組み合わさったトム・クルーズ主演大作SF、日本人として誇らしい!
最終評価は、88点!
近年はゴジラ、ポケモン、日本発のコンテンツがどんどん世界に広がり、注目されている。全てが良作とは限らないけれど、海外市場に流通してそこで人々を魅了している時点で本当にすごいことだ。本当にすげえよ、ニッポン!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回はミラ・ジョヴォヴィッチとピアース・ブロスナンが大激突する「サバイバー」をレビュー予定です。







