京都市、市バス/地下鉄の「観光客料金」制定への支援を国交省に求める | 【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

京都在住のMTFトランスジェンダー・あけみが、気まぐれにお送りする戯言集。(コメントは受け付けておりません)

★いわゆる「観光客割増価格」です。この構想は京都市が既に発表していたのですが、外国人or市民外を狙い撃ちにして運賃を割り増しにすることは、現在の法律ではできないことになっています。

 

 

理想的には、混雑緩和のために外国人or京都市非在住者専用のバスを運行したり、地下鉄に女性専用車みたいな「観光客専用車両」や「観光客専用列車」を作ればいいのでしょうけど、今の京都市交通局にはとてもそんな余裕は、財政的にも物理的な車両数や運転手数にもありませんので不可能です。

 

なので、結局は観光客向け料金を値上げして、タクシーやレンタカーや民間の貸し切りバス、シェアサイクルやキックボードなど他の交通機関へ誘導しないと、市民(京都市在住者)はたまったものではありません。現在、京都市内の市バスの大部分に適用される均一区間運賃は230円ですから、観光客向けにはキリのいいところで1000円(約4倍)にすればいいのではないでしょうか?地下鉄も、現行運賃の4倍でいいと思います。

 

市民識別の方法ですが、京都市民に専用のICカードを配布するのがいいのでは?市民限定カードで乗ると現行の料金(割引)にする方法です。識別のために、バス料金箱や駅の改札機のソフト改修は必要ですが。外国人を識別するだけなら、現金禁止にしてクレジットカード/デビットカードのタッチ決済にして、日本国外発行のカードを弾けば簡単ですが、これだと京都市民以外の日本人は弾けないので、やはり市民に専用カードの配布が手っ取り早いでしょう。

 

別の方法として、スルッとKANSAIでやっているPiTaPaカード(高速道路のETCみたいな後払いICカード)で、京都市交通局に適用の「市民割」を作ってもらうのです。京都市民であることを事務局に申し出て市民割を登録、乗車時には通常料金でいったん課金されますが、請求時に市民割が適用されて割引となる仕組みです。PiTaPaはクレジットカードと同等の審査があるため、審査に通らない人は先の専用ICカード配布で救済しないといけませんが・・将来的にはスマホアプリによるQR決済とかもあるか??