先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。
地域経済の評価項目について⑧
先に個人の評価項目について記載した。今度は、地域経済の評価項目について見ていきたい。愛貨という通貨の性質を考えれば、地域経済をまったく違う視点で見ていくことになる。世界は金本位制から始まり、通貨発行権を駆使して金利を設けて経済を動かしてきた。今からの時代は、当方が考えている愛貨が経済を動かすだろう。それは、行動本位制と呼ばれ、愛の行動をしたら愛貨がやりとりされ、その愛の行動が実経済も動かすという理論。だから、行動量を10倍にすれば、実経済も約10倍になるということ。これを経済学的に証明していきたい。そのためにも、愛貨の経済圏の評価制度の構築を通じて、愛貨が地域社会に与えるポジティブな影響を定量的かつ定性的に評価することを考えてみる。
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愛貨の経済効果指標:
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愛貨取引量指標 (ATV): 愛貨の取引量を示す指標である。
ATV=愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
愛貨の流通速度指標 (AVV): 愛貨が地域内でどれだけ速く回転しているかを示す指標である。
AVV=愛貨取引総額/愛貨の流通量
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社会的結束力指標:
- 愛貨関連協力指数 (ACCI): 地域社会の結束力を示す指標である。
ACCI=愛貨関連の協力関係数/地域内総人口
- 愛貨関連協力指数 (ACCI): 地域社会の結束力を示す指標である。
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共感性指標:
- 愛貨共感性指数 (ASI): 地域内での共感性を示す指標である。
ASI=愛貨取引者の共感行動数/地域内総人口
- 愛貨共感性指数 (ASI): 地域内での共感性を示す指標である。
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社会的責任指標:
- 愛貨社会的責任指数 (ASRI): 地域社会への責任を示す指標である。
ASRI=愛貨関連の社会貢献行動数/地域内総人口
- 愛貨社会的責任指数 (ASRI): 地域社会への責任を示す指標である。
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地域内貿易指数 (AIT): 地域内での愛貨の取引による地域内貿易の活性度を示す指標である。
AIT=地域内愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
地域外貿易指数 (AET): 地域外との交流において、愛貨がどれだけ活用されているかを示す指標である。
AET=地域外愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
愛貨所得格差指数 (AIHI): 地域内における愛貨の所得格差を示す指標で、愛貨の所得の分散具合を示す。 AIHI=愛貨所得の標準偏差/愛貨所得の平均
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愛貨価値指数 (AVI): 地域内での愛貨の価値の安定性を示す指標で、価値の変動が少ないほど高い値となる。 AVI=価値変動の標準偏差/価値の平均
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愛貨利用率 (AUR): 地域内の人々が愛貨をどれだけ利用しているかを示す指標である。
AUR=100×愛貨取引量/総取引量
これらの指標を利用することで、愛貨の経済圏が地域経済に与える影響をより詳細に評価することができる。
・愛貨所得格差指数 (AIHI): 地域内における愛貨の所得格差を示す指標
愛貨の所得格差とは、地域内における愛貨を持つ人々の所得のバラツキを示す指標である。具体的には、愛貨を持つ人々の所得がどれだけ平均から離れているかを示す。所得格差が大きい場合、一部の人々が多くの愛貨を持ち、他の人々が少ない愛貨を持っていることを意味する。これは、地域内の愛貨の分配が不均衡であることを示唆し、社会的・経済的な不平等の問題を指摘することができる。ただし、愛貨とは、市町村に年度初めに申告することで得られるもの。その後、愛の行動をすることで、愛貨が相手に渡ることで、愛貨を減らすことができる。そう考えると、お金とは逆の意味を持つ。愛貨所得が多いと言うことは、それだけ愛の行動をたくさんする可能性がある状態ということ。経済的不均衡とは、愛の行動をたくさんする人と、しない人の不均衡という意味だ。
以下のAPIは、愛貨所得の標準偏差を愛貨所得の平均で割った値を計算している。具体的な計算手順は以下の通りである。
- love_incomes リストには、愛貨所得のサンプルデータが格納されている。
- np.std(love_incomes) は、love_incomes リストの標準偏差を計算する。
- np.mean(love_incomes) は、love_incomes リストの平均値を計算する。
- 標準偏差を平均値で割り、AIHI(愛貨所得格差指数)を計算する。
愛貨所得の標準偏差が大きいほど、愛貨所得の分散が大きいことを示し、AIHIの値が大きくなる。これは、地域内における愛貨の所得格差が大きいことを意味する。
■地域経済評価項目・AIHI専用API
AIHIを計算するAPIを作成するために、新しいエンドポイント /calculate_aihi を作成し、GETリクエストを受け取るようにする。エンドポイント内でAIHIを計算するための関数を作成し、必要な計算を行い、計算結果をJSON形式で返す。
from flask import Flask, jsonify, request
import numpy as np
app = Flask(__name__)
# セキュリティトークン
SECURITY_TOKEN = "your_security_token_here"
# 愛貨所得のサンプルデータ
love_incomes = [100, 120, 80, 90, 110]
# 認証デコレータ
def requires_auth(f):
def decorated(*args, **kwargs):
token = request.headers.get('Authorization')
if not token or token != f"Bearer {SECURITY_TOKEN}":
return jsonify({'error': 'Unauthorized'}), 401
return f(*args, **kwargs)
return decorated
@app.route('/calculate_aihi', methods=['GET'])
@requires_auth
def calculate_aihi():
try:
# AIHIを計算
aihi = np.std(love_incomes) / np.mean(love_incomes)
return jsonify({'aihi': aihi, 'love_incomes': love_incomes})
except Exception as e:
return jsonify({'error': str(e)}), 500
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)
このコードでは、/calculate_aihi エンドポイントにGETリクエストを送ることでAIHIが計算され、結果がJSON形式で返される。
■地域経済評価項目・AIHI分析バックエンドプログラム
以下は、DApps側のPythonプログラムである。セキュリティトークンを使用して認証を行い、API経由で分析結果を取得するようになっている。
import requests
# セキュリティトークン
SECURITY_TOKEN = "your_security_token_here"
# APIエンドポイント
API_URL = 'https://your_api_url/calculate_aihi'
# セキュリティトークンを使用して認証を行い、API経由で分析結果を取得
def get_analysis_result():
try:
response = requests.get(API_URL, headers={'X-Auth-Token': SECURITY_TOKEN})
if response.status_code == 200:
result = response.json()
return result
else:
print(f"Failed to get analysis result. Status code: {response.status_code}")
return None
except Exception as e:
print(f"An error occurred: {e}")
return None
# 分析結果を取得して表示
analysis_result = get_analysis_result()
if analysis_result:
print(f"AIHI: {analysis_result.get('aihi')}")
このプログラムは、特定のAPIエンドポイント(https://your_api_url/calculate_aihi)に対してHTTP GETリクエストを送信し、API経由で計算された愛貨所得格差指数(AIHI)の分析結果を取得している。具体的には、以下の手順を実行している。
- SECURITY_TOKENには、APIを呼び出す際に必要な認証トークンが設定されている。これはAPIエンドポイントが要求する認証に使用される。
- get_analysis_result関数は、指定されたAPIエンドポイントに対してGETリクエストを送信し、分析結果を取得する。リクエストヘッダーにはセキュリティトークンが含まれている。
- レスポンスが正常に受信された場合(HTTPステータスコードが200)、JSON形式のレスポンスを解析してAIHIの値を取得し、それを返す。エラーが発生した場合は、エラーメッセージを表示してNoneを返す。
- 取得したAIHIの値がある場合、その値を表示する。
このプログラムは、APIを介してリモートサーバー上の計算されたAIHIの値を取得し、それをローカルで使用するためにデータを解析している。
いかがであろうか、これが地域経済評価項目・AIHIについてであった。愛の行動をたくさんする人、しない人、という不均衡がどれだけあるのか?を見ることは、地域経済の評価項目としてとても重要だ。本当はまんべんなく若者から高齢者まで、同じように愛の行動をしてもらえるとありがたいのだが、そうはならず、偏りは生じるだろう。どれだけ偏りがあるのかを見ていくということだ。