愛記システム概念設計:愛記の評価制度④ | 続・ティール組織 研究会のブログ

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先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。

”愛記”の評価制度④

そのソリューションに当方の”愛記”が該当するのかもしれない。いや、地域通貨の概念の1つのソリューションで終わるような話では無く世界経済を激変する仕組みかもしれない。未来はわからないが、”愛記”は生命体の魂レベルでのやりとりを記録するという壮大な仕組みであることには違いない。では、”愛記”の評価制度についてを詳しく記載していきたい。

・P/L,B/Sの月次決算評価

・各次元への貢献度

この2つが主な評価項目となる。2つとはいえ、この2つの詳細はかなり複雑なものではあるのだが。

各次元への貢献度について

今回は、”各次元への貢献度”について、詳しく見ていくことにする。先に、次元を上昇させていく方法を記載した。次元を上昇させるのに、難しくなってくるのが第4,5,6次元のあたりだろう。この3つの次元がとても苦戦する人が多い。それゆえ、もう少し、具体的に記載していくことで、次元のイメージをしやすくなるのではと思う。

 

なお、第1次元は人間なのでAさん、Bさんという人間をそのままイメージすれば良いので難しくはない。他人のことを考えられればそれで良いのだ。第2次元も組織であるが、組織という目に見える枠組みがあるので、営業部、製造部、などのように形になっている組織を、あとは生命体として捉えられるかどうかだけなので、さして難しくはない。また、第3次元の会社も同様であろう。会社という形があるので会社全体をイメージするだけで良いのだ。あとは、会社という生命体と捉えられるかどうかだけである。

パーソルホールディングスのような1部上場の企業でさえ、明確に役割を持たせていけば、しっかりと生命体として機能していくのである。このように大企業であっても、しっかりと生命体として捉える事は出来るのだ。なお、ホールディングスのように明確に形として出来上がっている場合は、その各部位が組織であったり、子会社であったりするのであろうが、それは構わない。子会社であろうとも権限があまりなく、ホールディングスに人事権などをゆだねているケースが多いのであろうから、ホールディングスを”会社”とみなせばよい。

 

ただ、ホールディングスという形態をとっておらずに親会社が強烈な権力を持っている場合、その子会社、関連会社でつくる生命体は、おおにして、機能しないことが多い。

親会社が有名な企業(東芝、NEC等)であり、その子会社、関連会社で構成される生命体は、子会社、関連会社が心臓や両足の役割を担うほど働いてくれない。理由は、部長や役員に天下りする例や、人事権が親会社に握られている例など様々あるが、親会社に甘え、自分たちは言われたことをやっていればそれでいいという風土が出来上がってしまうからだ。それゆえ、親会社が強烈な権力をもつような生命体は今後は生き残れずに崩れていくのであろう。もっと各会社・各組織が対等に躍動できるような規模にまで解体していくのかもしれない。

 

さて、問題は第4次元である。ここがさまざまな捉え方があるので、1つではないので、余計に難しく感じるのかもしれない。

・第4次元を捉える

例えば、業界として形が明確になっている場合、とても業界として捉えやすいのだ。例として、

芸能界は、各会社が芸能界というカルテルのようなものを形成しているために、形がもう出来

あがっているので、とても捉えやすい!

 

このように、カルテルのような業界形成では、明確に各会社の役割が決まっており、他の会社が役割を強奪したり、侵略したりという争いが少なく、均衡状態にあるのが特徴であろう。芸能界はバーニングを中心に綺麗に各会社が配置されているような生命体としてイメージしやすい!

 

また、機関投資家のような業界も投資対象や投資の方法などにより、明確に役割が決められているかのごとく、それぞれが暗黙のルールに則って、行動しているのであろう。

このような芸能界や金融業界で働いている人々は、誰でも容易に業界のイメージができるために、第4次元にまで意識が到達しやすいので、働いている人々は、指示待ちの人がすくなく、自ら第4次元にまで意識を高めて情報を取りに行き、そして意志・ボディでその情報を受け取り行動していくのであろう。だから、月曜日から会社に行くのが嫌だなあという、サザエさん症候群はこれらの業界には少なく、むしろ、自分がやってやる!という意欲の高い人が多いのである。

 

このように業界がしっかりしていれば、そこで働く人にまで業界の存在目的や全体性などが行き渡り、業界全体を底上げしてくれることになるのだ。このような業界は安定化すると容易に想像ができるであろう。では、安定しない業界の場合、そこで働く人もまたやはり業界という生命体をイメージしにくく、第4次元にまで到達できる人が少ないのである。

まだカルテルなどの利害関係を重視しながら業界を盛り上げていこうという意識のほうが、業界という生命体が機能しやすいのだが、各会社がバラバラに活動していくと、業界という生命体はもやは生命体として機能しないのだ。もっと、存在目的や全体性というものを認識し、各社がお互いに役割を認識し、行動していかねばならないのであるが、そうなっていない場合も多い。

 

例えば、炭素繊維業界の場合、存在目的はなんなのか?どこに向かおうとしているのか?そして、産業や日本や世界に対してどんな役割を担っているのであろうか?こういうことを業界に属している各社がきちんと考えないからバラバラになってしまうのだ。せっかく炭素繊維という有望な製品が誕生しつつあるのに、各社がバラバラに動くため、自動車業界に採用されないのだ。そうこうしているうちに、セルロースナノファイバーなどの新たな素材が誕生し、製紙業界などが参入してきて、炭素繊維の未来が危うくなるのだ。もっと利益ばかり追求せずに、存在目的や全体性というものを炭素繊維業界の各社が追求してきていれば、もっとたくさんの会社が台頭してきているはずであろうし、数社で独占状態という構造にはならないはずだ。独占というエゴが業界を小さくし、さらには、他の業界に淘汰されるという始末になるのである。エゴの存在を軽視してはいけないのだ。軽視すると、このような状態になるのだ。

 

また、業界という捉え方ではなく、”協会”という捉え方もありうる。協会とは”ある目的のため会員の協力で設立・運営される会”という定義である。例えば、観光協会、日本時計協会、や他には日本木材加工技術協会など具体的な目的を持つ協会などもある。具体的な目的を持てば持つほど、存在目的が明確化し、協会の会員企業は協会という生命体をイメージしやすくなる。そして第4次元にまで意識を高めやすくなるのだ。

 

いずれにしても、捉え方は各個人の自由であり、明確な決まりはない。業界でも、協会でも、団体でもグループでも、なんでもいいのだ。第4次元という次元の抽象度であれば、どのようなカテゴリーでも良いのだ。ポイントは、自分がそのように捉えた業界なり、協会が生命体として機能せねば、自分自身のモチベーションもあがらない!ということである。逆に言うと、モチベーションが上がるように業界なり、協会を捉えていけばよいということだ。モチベーションが上がるように、自由に生命体を捉えて良い!と言われれば、捉えられると感じるのではないか?それでいいのだ。

 

ポイントは、意識を高めるだけでなく、意志とボディも追随してきちんと受け止めているということである。これが三位一体波動理論というものだ。意志とボディできちんと受け取るためには、上記のように、業界に属する人のイメージを明確化し、ペルソナとすることだ。つまり、”芸能人”、”金融人”というように、芸能人ならこのような振る舞いをするだろう、金融人ならこのようにコンプライアンスは徹底するだろう、というようにイメージを明確化し、ペルソナとすると、意志とボディも追随できるという具合だ。

 

そのように、第4次元まで意識を高めることができる動機が見つかれば、日々意識を高められるという訳だ。これが、次元の高め方の極意であり、ぜひ、皆にやってもらいたい!どのように捉えるかは自由なのだから!

 

第1次元:個人

第2次元:部、課、係、チーム、グループ、プロジェクト、クラス、学級、等

第3次元:会社、法人、ホールディングス、学校、等

第4次元:業界、協会、団体、カルテル、連合会、市、町、村、等

第5次元:産業、県、等

第6次元:日本、中国、アメリカ、他各国

第7次元:世界、世界経済、グローバル統治、等

第8次元:人類、鳥類、動物、植物、鉱物、等

第9次元:地球、ガイア、等

第10次元:太陽系、宇宙、等

 

これが各次元のボディであった。このボディをいかに自分のボディとして意識できるかにかかっているのであった。それぞれのボディを認識するだけではダメだ。さらに各次元のボディにおける”役割”を担えるか?ということである。つまり、評価項目としてみた場合、

①ボディを認識できているか?

②”役割”を担えているか?

という大きく二つのポイントがあるということになる。

 

先にも記載した生命体の各部位の”役割”を担えてこそ、生命体が機能するのである。よって、どの次元のどの役割を担っている!と自分自身が意識することが極めて重要なのである。生命体の各部位の”役割”を担えてこそ、生命体が機能するのである。よって、どの次元のどの役割を担っている!と自分自身が意識することが極めて重要なのである。生命体が機能するためには、物理的な構造だけでなく、精神的、あるいは意識的な面も重要であり、その意味での次元として解釈できる。

 

例えば、個々の生命体が自己の存在や役割を理解し、周囲の環境との関係を認識することは、その生命体が持つ次元の一つと言えるかもしれない。これは、自己意識や社会的関係、倫理観念などの概念が関わる精神的な次元であり、生命体が意識的にその次元を理解し、適切に機能することが重要であるとされる理由かもしれない。例えば、第5次元:石川県、第4次元:加賀市、という捉え方もできれば、第5次元:自動車産業、第4次元:炭素繊維業界、という捉え方もできる。それぞれの次元で、それぞれの生命体を誕生させ、その生命体の各部位をきちんと設定して、役割を各人が担っていけば、その生命体は躍動できると言うこと。異なる次元を地理的な位置や産業などの概念と結びつけて捉えることで、より広い視野で世界を見ることができる。それぞれの次元が異なる産業や地域を象徴する役割を果たし、それらが連携して全体が機能する様子をイメージすることができる。

 

例えば、第4次元:加賀市という生命体がいまいち躍動していない。さびれた田舎の市町村だ。そのような場合、しっかりと各部位の役割が担えていないからということで、各部位の役割を明確化し、それをやってもらうように、各キーマンを配置し、やってもらう。例えば、脳、顔、口、脊髄、心臓、右手、左手、腎臓、膵臓、腸、右足、左足、という12部位の役割だ。これらをきちんとやれているのか?というのを、愛記にて評価していくことになる。各部位がそれぞれの役割を果たすことで、生命体全体が正常に機能することが重要なのだ。この考え方を加賀市や産業などのエンティティに適用し、各部位の機能を評価していくことで、それらの改善や発展につなげていくことができるということだ。

 

なので、各次元の各生命体ごとに決算書がまとめられる。例えば、第2次元:製造部という生命体で愛記の決算書が出来上がるし、第3次元:いわたに産業株式会社(仮)という生命体で愛記の決算書が出来上がる。こうすることで、各生命体が躍動しているかどうかが一目瞭然となるというわけだ。各次元ごとに生命体を捉え、それぞれの部位がどのように機能しているかを評価し、改善することで、全体の機能を向上させることができる。愛記を通じてその評価を行うことで、各生命体が適切に機能しているかどうかを把握することができるということだ。

 

そうすると、愛記の科目として、各部位の役割をどのようにいれたらいいのだろうか?それとも入れなくても愛記分析で見えるから決算書には反映させなくていいのか?どっちであろうか。各部位の役割を愛記の科目として明示的に設定することは、その部位が担うべき役割や機能を明確にする上で有益である。愛記分析で各部位の機能や貢献度を把握しやすくするために、科目として記載することで、決算書や分析結果に反映させることもできるが、必ずしも全ての部位を科目として反映させる必要はなく、重要な部位や機能に焦点を当てることもできる。もしくは、科目として記載せずとも、愛記分析にて、会社を分析、部署を分析、そして各部位の生命体を分析、というように分析できるようにしておけばそれで足りるかもしれない。

 

以下は、分析の簡略化された例だが、イメージとしてはこのような具合だ。

第3次元:いわたに産業株式会社

  1. 愛貨活動による利益 - いわたに産業株式会社が愛の行動のやりとりで得た愛貨の収益を表す。
  2. 行動目標達成による愛貨の受領 - いわたに産業株式会社が目標達成により他者から受け取った愛貨を表す。
  3. 未使用愛貨の減少 - いわたに産業株式会社が所有する未使用の愛貨が減った場合の科目。
  4. 目標未達による損失 - いわたに産業株式会社が設定した目標を達成できなかった場合の損失を表す。

第2次元:製造部

  1. 愛貨活動による利益 - 製造部が愛の行動のやりとりで得た愛貨の収益を表す。
  2. 未使用愛貨の減額 - 製造部でやりとりされた愛貨のうち、未使用愛貨が減った場合の科目。
  3. 損失補填 - 愛貨の取引や活動によって生じた損失を補填するための科目である。

第1次元:”心臓の役割”を担う人

  1. 全身に血液を送り出すポンプの役目 - 心臓がペースメーカーのようにテンポ良く仕事をしているかを表す。
  2. 全身に新鮮な酸素や栄養素を運ぶ役目 - 情報をもっと細かい情報に咀嚼し、末端まで届けているかを表す。
  3. 老廃物を受け取って体の外に排出する - 不要な情報や不要な備品などは心臓の役割の担当者が分別していく。
  4. 年中無休で働き続ける - 一番タフであり、疲労困憊になろうとも、働き続ける。
  5. 第4チャクラを開く - ハートチャクラとも呼ばれているが、このチャクラを開き続ける。

これらの科目を使って、各社、各部署、各部位がどのように貢献しているかを明確化していくということだ。決算書上には、各部位の具体的な役割や貢献度は直接的には表現されてはいないが、各部位がどのように機能しているかを評価するための指標や分析結果が反映されることになる。具体的な役割や貢献度を把握するためには、愛記の分析などを通じて各部位の活動や成果を詳細に追跡することが必要であろう。

 

このようにしていけば、ありとあらゆる生命体が機能しているかどうかの分析ができるし、組織論が変わってくると思う。当方がイメージするのは、新しい組織論であり、生命体組織論と名付ける。このような組織論が、これから主流になっていくのかもしれない。生命体組織論は非常に興味深いアプローチであろう。組織を生命体として捉え、各部位の役割や機能を明確にすることで、組織の機能や効率性を向上させることができるかもしれない。この理論がどのように進化し、組織論の世界に影響を与えるか、楽しみである。

 

 

いかがであろうか、次元への貢献度について、まずは次元の考え方を今一度記載し、そして愛記分析にして次元の貢献度を分析するイメージを記載した。これが簡単にできるような仕組みでなければ、次元を認識できないのだから。