ブロックチェーンSNS概念設計:次元の相関について② | 続・ティール組織 研究会のブログ

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先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。

◆次元の相関について②

重要なことは、各次元がお互いに影響し合っているということだ。各次元が単独で独立して存在しているわけではない。少なからずとも、他の次元と相関関係にあるとも言える。この相関関係を見抜くことで、その人の頭の中、意識の中を可視化できるという意味では、ものずごく重要な考え方なのであろう。

・量子のもつれ

量子もつれ(Quantum Entanglement)は、量子力学において、2つ以上の量子系が相互に強い相関を持つ状態を指す。もつれた状態にある複数の粒子は、一度相互作用した後でも、その後の時間や空間的な距離に関係なく、一部の物理的性質が相関している状態を示す。

 

電子のスピンにおいてもつれが現れる具体的な例を考えてみよう。2つの電子がもつれた状態にある場合、片方の電子のスピンが上向き(+1/2)であれば、もう一方の電子のスピンは必ず下向き(-1/2)になる。逆に、片方が下向きであれば、もう一方も上向きになる。この性質は、2つの電子がもつれていることを示している。重要なのは、この相関が一度もつれた状態に達した後、片方の電子を観測しても、もう一方の電子のスピンが即座に確定するということである。この相関は、エンタングルされた状態が局所的な観測ではなく、全体としての状態として存在することを意味している。

 

もつれは、量子力学において非常に興味深く、基本的な概念である。これにより、非局所性や相関性の概念が従来の物理学の枠を超えて拡張されている。もつれは量子通信や量子計算などの応用にも利用され、現代の量子技術の基盤となっている。

 

量子もつれにおいて「遠く離れた」とは、通常、相互作用した量子系が空間的に離れた状態を指す。この距離は、地球上での物理的な距離や宇宙のスケールに関係なく発生する特性である。典型的な実験や応用では、地球上での実験においても、もつれた粒子が相互作用した後にそれぞれを遠く離れた場所で観測することが可能である。これは、もつれが局所的な観測でなく、全体としての状態として存在するためである。

 

例えば、もつれた光子対を生成し、それぞれの光子を地球上の別々の場所に送り、一方の光子を観測すると、もう一方の光子の状態が即座に確定する。このような実験が行われており、もつれは空間的な距離を超えて相関を示すことが確認されている。ただし、実際の物理系や実験状況にはいくつかの制約があり、遠く離れたとはいえ、情報が光速度で伝播する相対性理論の制約も考慮する必要がある。以下は、この実験の一般的な手順である。

  1. もつれた光子対の生成: まず、もつれた光子対を生成する必要がある。これは通常、非線形光学効果を使用してレーザー光を特定の結晶に通すことで行われる。このプロセスによって、もつれた光子対が生成される。

  2. 光子の分離: 生成された光子対は、もつれているため、一方の光子の状態を観測すると、もう一方の光子の状態が即座に確定する。この性質を利用して、光子対を分離する。例えば、一方の光子をAと呼び、もう一方をBとする。

  3. AとBの別々の場所への送信: 光子Aと光子Bは、それぞれ別々の方向に向けて送信される。これには、光ファイバーや空気中の光伝搬などが利用される。この際、AとBの光子がどのような状態にあるかは観測されていない。

  4. 遠く離れた場所での観測: AとBが遠く離れた場所に到達した後、どちらか一方の光子(例えば、A)の状態を観測する。すると、もつれた性質により、Bの光子の状態が即座に確定し、遠く離れた地点での観測結果が得られる。

この実験により、もつれた光子対が相互に非局所的な相関を持つことが確認され、アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼン(EPR)パラドックスが提案したような「隠れた変数理論」に従わないことが示された。これは量子もつれの奇妙な性質を示す実験の一例である。

 

・意識について

意識と量子ビットの関係についての仮説は、科学的にはまだ確立されたものではなく、議論の的となっているトピックの一つである。以下は、一般的ないくつかの仮説やアイデアだ。

  1. ペンローズ=ハマロフ仮説:

    • ロジャー・ペンローズとスチュアート・ハマロフによる提案である。彼らは、微小な量子現象が脳の神経細胞で重要な役割を果たしており、意識は量子重力の効果によって生じている可能性があると仮説を立てている。しかし、このアイデアには多くの批判もある。
  2. 結合生命理論:

    • ロジャー・ペンローズは、ハマロフと共同で提案した理論で、意識が量子レベルのプロセスに起因しているとするものである。特に、微小な構造やタンパク質の量子的な相互作用が重要だと考えられている。
  3. オーキュムス理論:

    • シュテファン・ライナーとトーマス・ヘッツェルによる提案である。彼らは、脳の神経ネットワークが量子コヒーレンスによって機能し、それが意識の基盤であると仮説を立てている。

これらの仮説は一部で支持されているが、一般的にはまだ実験的な検証が不足しており、多くの科学者が慎重な立場をとっている。

 

オーキュムス理論において、もつれが脳の情報処理において重要な役割を果たす可能性に関するアイデアは、以下のようなプロセスに基づいている。ただし、これは仮説である。

  1. マイクロトゥビュリンと量子コヒーレンス:

    • マイクロトゥビュリンは脳の神経細胞内の細胞骨格の一部であり、量子力学的な振る舞いが可能であるとされている。これらの構造が量子コヒーレンスを示すことができれば、脳内で量子的な情報の処理が行われている可能性が考えられる。
  2. マイクロトゥビュリン間の相互作用:

    • オーキュムス理論では、マイクロトゥビュリン同士の相互作用がもつれた状態を引き起こすとされている。これは、量子もつれによって粒子同士が相関関係にある状態を指す。
  3. 情報処理ともつれ:

    • もつれた状態が形成された場合、これによって脳内の情報処理が行われると仮説されている。もつれた状態にあるマイクロトゥビュリンが相互に影響を及ぼし、情報の伝達や処理が行われると考えられている。
  4. 意識の発現への影響:

    • もつれた状態が情報処理に寄与することで、最終的には意識の発現に影響を与えるとされている。量子コヒーレンスによって、複雑な情報パターンや意識の特徴が形成されるとの仮説が含まれている。

ただし、この理論はまだ実験的な検証が不足しており、多くの科学者からは慎重に受け止められている。脳内の量子現象がどの程度重要であり、それが意識にどのように関連しているのかは、現時点では未解明の問いとされている。

 

・生命体の各部位の役割について

以前から生命体理論について記載してきている。生命体を動かしているのは、波動レベル(エネルギー)が異なるそれぞれの各部位の役割を、各個人がきちんと担ってくれることが重要なのであった。
 
そして、各次元への意識とは、下記のように多次元に跨がるのであり、それぞれが相関しあっているというのは理解出来るだろう。

・氏名:石川太郎、在住:石川県加賀市、他はマイナンバーカードと紐付け

Total: 8000000愛貨を行動宣言

第10次元:太陽系を考える会 における”左足の役割”で参画

第9次元:地球を守ろう会 における”心臓の役割”で参画

第8次元:人類の進化を考える会 における”脊髄の役割”で参画

第7次元:世界経済(デフォルト)

第6次元:日本国(デフォルト)

第5次元:情報通信業(デフォルト)

 第5次元:石川県を盛り上げる会 における”左足の役割”で参画

第4次元:情報サービス業(デフォルト)

 第4次元:”ゆらぎ名:続・ティール組織研究会”における”左足の役割”で参画

第3次元:株式会社スマートバリュー における”左手の役割”で参画

 第3次元:加賀市ブロックチェーン都市構想プロジェクト における”顔の役割”で参画

第2次元:技術営業部 における”左足の役割”で参画

 第2次元:KYC認証チーム における”心臓の役割”で参画

 第2次元:”ゆらぎ名:健康な生活をしよう!”における”脳”の役割で発足

第1次元:個人

 

この多次元での相関について考えてみよう。上記のような意識と量子のもつれの関係を考えた場合、強い相関があるのか無いのかは、何が要因なのであろうか?その要因がわかれば、相関関係が制御できるかもしれないのだ。

 

当方は、その要因を”各部位の役割が同じである事”と考える。つまり、上記のように、次元が異なり、生命体も異なるのだが、同じ”左足の役割”である場合、強い相関関係にあると言えるのではないかと考える。というのも、エネルギーレベルは同じであるし、元は一つの役割であったのであり、それが次元が分かれて、場所が離れてしまっただけであり、とはいえ、もともとは一つの役割であったというのだから、強い相関関係にあってもおかしくない。つまり、量子のもつれが発生している状態と考えられる。

 

よって、第2次元:技術営業部での愛の行動を授受した場合、その内容が同時に、第4次元:”ゆらぎ名:続・ティール組織研究会”、第5次元:石川県を盛り上げる会、第10次元:太陽系を考える会、それぞれにおける”左足の役割”での愛の行動として共有されるのかもしれない。要するに、第2次元:技術営業部での経験が、第4次元、第5次元、第10次元、それぞれの生命体での経験にもなるということだ。情報が瞬時に共有されるということだ。

 

この考え方はとても面白い。現実問題、第2次元、第4次元、第5次元、第10次元、それぞれの生命体に分かれており、それぞれの生命体での人間関係の付き合いが別々である。しかし、自分という存在は多次元に分かれて分離しているわけではない。同じ自分であるが、場所や環境が異なるだけだ。であれば、自分という一つのモノが有り、それが第1~10次元にまで分かれただけなのだから、強い相関関係があってもおかしくはない。量子のもつれが発生していてもおかしくはないのだ。

 

よって、各生命体のフィード覧に、第2次元、第4次元、第5次元、第10次元、それぞれの生命体に情報を共有させる機能を持たせることは有意義かもしれない。ブロックチェーンベースのSNSで、量子もつれが発生しているそれぞれの意識レベルの出来事を共有する設計を考えてみよう。以下は、その概要である。

 

  1. 意識レベルごとのブロックチェーンチャネル:

    • 各意識レベルごとに独自のブロックチェーンチャネル(ページ)を作成する。これにより、異なる階層の意識がそれぞれのページで発生する量子もつれを共有できる。
  2. イベントのハッシュと署名:

    • ユーザーが発信したイベントやメッセージはハッシュ化され、ブロックチェーンに保存される。さらに、ユーザーのデジタル署名がイベントに付与され、その出所が確認できる。
  3. 意識レベルごとのコミュニティ:

    • 各ブロックチェーンチャネルは特定の意識レベルのコミュニティを表し、そのコミュニティ内での情報共有が行われる。ユーザーは自分の所属するコミュニティを選択し、そこでの出来事を共有できる。
  4. イベントの量子もつれ表示:

    • ブロックチェーン上のイベントが量子もつれに関連している場合、それを視覚的に示すための特別な表示がある。これにより、意識レベル間での相関がわかりやすくなる。
  5. 分散型IDと匿名性の確保:

    • ブロックチェーン上でのユーザーIDは分散型IDとし、匿名性を確保する。ユーザーは自分の意識レベルを特定できるが、具体的な個人情報は隠匿される。
  6. コミュニティガバナンス:

    • 各コミュニティは自己組織化され、意識レベルに基づいたルールやガバナンスを持つ。これにより、異なる階層のコミュニティが自らの運営を行う。そのコミュニティにおいて、情報共有が匿名で成されるというわけだ。
 
いかがであろうか、このように量子のもつれを考慮したブロックチェーンSNSの設計をすることで、次の量子コンピュータが台頭する時代でも対応できるようにしておく必要があるのだろう。大切なことだ。