組織の病気のパターン「脳のトラブル」 | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

人間の場合の病気のパターンから

組織の場合の病気のパターンへと

考えることにより、解決方法も見えて

くるのだ。では、組織の病気の方を

みてみたい。

 

三位一体の理論より、図のような

3つの要素がバランスよく成り立っている

のが健全な状態であった。

これが病気になると、どれかが酷使され

ることで、機能不全を起こすのである。

バランスが取れなくなった状態を、

”病気”と呼ぶのである。

 

 

・脳のトラブル

〇組織形態からみた場合

脳に関するトラブルのうち、最も多くみられる

のが頭痛と偏頭痛であろう。もっとも深刻な

ものとしては、頭蓋骨の損傷によって引き

起こされる脳の損傷がある。さらに脳の動脈

が詰まったり、切れたりして起こる脳血栓や

脳血管障害などがある。また、良性あるいは

悪性の脳腫瘍もあるだろう。

 

組織では脳とは、まさに組織長が担うべき

役割である。全体を統括し、指令を出し、

すべての部位から情報が集まってくる、

最重要器官であることは言うまでもない。

その脳がトラブルを起こすということは、

組織が機能せず、個人がバラバラになる

ということであろう。そんな状態になれば、

即座に事業部長や社長が飛んできて、

原因を究明され、組織長の座を下ろされる

可能性もあるはずだ。

 

それゆえ、組織長は、トラブルをトラブルと

報告しないケースが現実では多いのだ。

そうなると、他のメンバーが密告しない限り、

なかなか組織長がトラブルなんです!とは

通常では言えないのではないか。

密告しなければ、ずっと病気を抱えたまま

我慢して組織長は役割を演じ続けてるので

あろう。これは、会社にとっても良くないこと

だと認識してほしい。病気を抱えたままで

良い仕事、楽しい仕事、豊かな愛ある仕事

ができるとは考えにくいからである。

 

 

〇各メンバーからみた場合

脳に関するトラブルは、自分の存在の

レベルに関わる問題がある、ということを

示している。私たちは、自分という存在も

あらゆる侵害から守らなければならない。

もしそれを怠ったりすると、自分の個性を

忘れ去り、他の人たちの思いに振り回され

ることになるであろう。それはとても不幸な

ことだ。なぜなら、自分が本当はどんな人間

なのか分からなくなってしまうからである。

 

組織でも同様で、組織長がトラブルになり、

自分の個性を忘れ去り、他の部署や会社

から振り回されることになれば、組織全体が

不幸になることは自明である。

組織長は自分という個性をしっかり持たねば

ならないのだ。それは組織形態が個性を

持つということと同じ意味合いになることも

十分理解しておかねばならない。

 

人間はスピリチュアリティを持ってるために、

自分の存在の豊かさと広がりを十分に知る

ことができる。脳下垂体にトラブルがあると

いうことは、物質的な世界とスピリチュアル

な世界の間がブロックされている、という

ことを意味している。それはその人が、人間

の神聖な側面、特に自分自身の神聖な側面、

を受け入れていない、ということなのである。

自分をあまりにも卑小な存在だと考えている

わけである。

 

組織でも同様で、組織は生き物である!

組織を単なる人の集まり、箱、集団など

のように捉えていれば、決して生き物とは

認識できないのであろう。

しかし、組織は生き物である!という見方を

我々はしているので、生き物である以上は

人間同様にスピリチュアリティを持っている

といえる。ここが重要なポイントになる!

 

 

〇管理職からみた場合

あなたは、脳のトラブルという決定的に重要

なメッセージを受け取っている。したがって、

あなたは早急に自分についての考え方を

改め、本当の自分を知り、自分が本当に

やりたいことをやらねばならない。

あなたの脳は、あなたのからだ全体を支配

する器官である。そこが病んでいるという

ことは、現在、あなたの存在は、あなたの

人生全体を支配していない、ということに

なるのだ。

 

組織でも同様で、組織長が組織全体を支配

していないと、組織はまったく機能しない。

組織長が現実しか見ずに、精神的な世界

をまったく考慮しなければ、本当の自分と

いうものすら見えない。本当の組織の姿すら

見えないのである。

 

組織にもスピリチュアリティがあるのだ。

それゆえ、物質的な世界とスピリチュアルな

世界の間がブロックされていると、神聖な

側面、特に組織自体の神聖な側面を受け

入れていない、ということになるのだ。

組織の神聖な側面とは、これまでも記載

しているように、組織にも感情と意志と

ボディという三位一体波動理論が成り立ち、

感情とよばれる部分を担う各メンバーと

意志とよばれる部分を担う管理職との

波動の送受信のバランスをとることが

安定につながるのであった。そして、この

意識とよばれる部分で、様々な波動を受信

するのであるが、その距離は会社内に限ら

ず、日本中、世界中、地球の果てまでの

距離を受信できるようになるのであった。

受信とは?インターネットで情報を閲覧する

ことが受信ではない。直感から情報が降って

くるのであった。目に見えない世界なのだ。

こういう神聖な側面を組織長が受け入れて

いないということが、脳のトラブルということ

につながっていくのであろう。