こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。

NYアクターの生活、オーディション、現場での様子などをお届けしています。

 

これまでのお話:

新しいスマホに乗り換え、前の情報をコンピュータに保存してあったのを引き出そうとしたところ、何とパスワードが違うのでできない…とiTuneに言われる…

そこでカスタマーサポートに電話し、その指示に従ってパスワードを変えるが、依然として結果は同じ…

 

パスワードの謎

パスワードをわざわざ変えたというのに、その新しいパスワードでさえ、どういうわけか、iTuneは認めてくれない…これには思わず途方にくれた…が、それは私だけではなかったらしい…そのカスタマー・サポートのお姉さんも、それ以上どうしていいか解らなかったらしく、しばらく中座して、誰かの指示を仰ぎに行った

 

その待っている間、暗澹たる思いにかられながら、このままリストアできない場合の事を考え始めた…幸い、スケジュールと住所録は、Macとシンクロしているので手元に残っている…Notesは、紙に書いたコピーがとってあるので心配ない…問題は、写真…特に帰国した時に撮った写真が全部なくなったのは悔しい…その一部はインスタグラムやフェイスブックにアップしているから、まぁ一部は残っているのだが、友人とのツーショットなどはインスタ等に載せないようにしているので、手元に残っていない

 

改めて、激しい後悔にかられる…なぜiCloudに情報を保存しておかなかったのか…実際、そうした方がいいのでは…?と思ったではないか!?なのに、なぜそれをあえて無視したのだ?!…もっとも、これまで新しい電話に替える度に、コンピュータからリストアしていたが、これまで問題が起こったことなどなかったのだ…しかし、これまで問題がなかったからと行って、それは必ずしも今後も問題が起こらないという保証にはならない…という、単純な事実を改めて噛みしめる…

 

その時、サポートお姉さんが戻ってきた。そして曰く、これ以降は彼女のシニア・テクニシャンがサポートしてくれるという…つまり、もはや彼女の手には負えなかったという事なのだろう…

 

新しいシニア・サポートのお姉さんは、今度は私のコンピュータのスクリーン・シェアをしたいという…そして、コンピュータの中に保存されている前のスマホのデータを何とか探し出そうという事らしかった…そこでまたもや、そのスクリーンシェアのプロセスにかかるのだが、これがまた面倒臭い…まぁ、これも合意してハッキングしてもらうようなものなので、何度も本人である事を確認する必要があるのだが、このプロセスに時間を取られているうちに、自分が何をしようとしていたのかわからなくなる…

 

ようやくスクリーンシェアのプロセスが終わったが、サポートお姉さんの指示に従って、あちらをクリックし、こちらをクリックし…とやっていったが、どうも目指すものは中々見つからないようだ一体保存した情報はどこにあるのか…そして、果たしてそれを取りだす方法はあるのだろうか…?

 

目指すものは中々見つからず、そのシニアのお姉さんも、本当に涙ぐましいほどあらゆる事を試してくれたが、一向に埒が明かない…そもそも、なぜiTuneがこのアップルのパスワードを受け付けてくれないのかがわからないのだ…

お姉さんがいうには、ひょっとしたらiTune用に別のパスワードが設定されていて、それを私が忘れているだけではないか…というのだが、はっきりいってそんなものを設定した覚えは無いし、それをどこにも書き留めていないというのがおかしい…しかし、アップルのパスワードを入力したつもりで、うっかりミスタイプしてしまい、知らないうちに全く違うパスワードを登録してしまった…という可能性が、絶対にないとは言い切れない…幾ら何でもそこまでアホだとは思いたくないが、現にパスワードは受け付けてもらえないのだ

 

それに対する方法は、とにかく何度も思いつく限りのパスワードを入力する事だ!というのだが、そんなに何度も違うパスワードを入れて、ロックされたりせんのか?!

それについては、アップルIDの場合はその危険性もあるが、これはiTuneのパスワードなので大丈夫だという…ほんまかいな?とも思ったが、ともかくそれしかないと言われるとそうするしかないので、思いつく限り片っ端からパスワードを入れていった

その時、最後にもう一度…と、再びさっき新しく設定したパスワードを入れてみると、「パスワードが間違っているので…」という例のメッセージボックスと違うものが現れ、気がつくと電話が切れている?!…そしてスマホのスクリーンに「Ristore on process(リストア中)」とあるではないか?!ここでまた変なところを触って、リストアが中断されては元も子もないので、息を詰めるようにしてそのプロセスが終わるのを待つ…たかだか5分くらいだったと思うのだが、ものすごく長く感じ、やがてスマホに、見覚えのある前の電話の待ち受け画面が現れた時は、思わず涙が出た。

 

一体なぜ急に、その前は何度入れてもダメだったパスワードを、iTuneが受け入れる気になったのかは、依然として謎なのだが、ともかくどんな形であれ、問題は解決し、前の電話の情報はすべて手に入れる事ができた。

 

勿論、その後すぐにiCloudのストレージスペースを買い、そこにもバックアップを取るようにしたのは、言うまでもない。