『ちょっとサイボーグになってくるわ』の世界 | 生後36ヶ月までに【生涯追いつけない差がつく】早教育プログラム

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手法と過程と効果をまとめていくブログ

こんにちは5児のエンジニアパパA5です。

 

前回の記事↓のなかで

『ホリエモンの公文役立たず発言』

 

・人間にとって便利な技術の進化は

止められない。

 

・人間はテクノロジーとの融合によって

身体や頭脳を拡張していく

 

・体の改造は邪道

→QOLを上げる文化的行為として浸透

 

となっていくと話しました。

 

 

 

さっそく実感できるニュースを見たので

紹介します。

 

脊髄損傷で下半身まひの男性、インプラントで歩行可能に=スイス研究(BBC News)

 

ニュースの概要はこのとおり

 

・下半身まひの男性が電子インプラント(埋込機器)を

脊髄に装着して歩けるようになった。

 

・脊髄損傷を治す処置ではないと強調

(日常生活には使っていない)

 

・生活の質を改善する技術
 

 

では【結論】

 

・技術の進歩により『人間とは何か?』

 という課題にいずれぶつかる。

 

「未来社会を生きる乗車券」としては

ある程度の学習は必要と割り切るが、

 

・「未来社会で活躍する特急券」として、

 〇総合的に見立てる

 〇問を立てる

 〇人を奮い立たせる

 〇方向を定める

などの

人間らしい価値を提供する事が

できるような学びの機会を与えるのが

現代の親の役目

 

 

 

【本文】

 

脊髄にガジェットつないで

電気信号で歩けるなんて

『サイボーグじゃん!』

と思いました。

 

損傷した脊髄を本当に治すには

幹細胞をつかった脊髄の再生が必要

らしいのですが、

 

どちらかに頼るのでなく

技術のハイブリッド(混成)も

可能だと考えているそうです。

 

今のコンピューターの演算速度は

加速度的に進化していて、

2045年頃には

人間の脳全て<人工知能となると

予測されています。

 

いわゆる『技術特異点』

シンギュラリティですね。

 

シンギュラリティと同時に

3つのテクノロジーが成長すると

予測されています。

 

・バイオテクノロジー(遺伝学)

・ナノテクノロジー(微小工学)

・ロボット工学

いわゆるGNR革命です。

 

ヒトの遺伝子の解読データ化は

2003年に終了しました。

そしてRNA干渉という新しい技術があります。

 

簡単に言えば、

「病気を促進する遺伝子」のたんぱく質に干渉して、

その遺伝子の発現を抑える技術。

 

さらにロボット工学による

人工臓器の開発も

健康に生きている人には

想像できない程進歩しています。

 

遺伝子治療で肉体のバージョンアップ、

人工臓器で肉体のチューンアップ、

ときたら、

 

微小工学で脳にマイクロチップを搭載して

脳の処理能力のブーストアップ

だれが否定できるでしょう。

 

テクノロジーの進化から得られる恩恵が

ますます魅力的なものになり、

さらに、その価値観として

『QOLを上げる』という大義名分があれば、

 

新しい技術に抵抗しづつけるのは

非常に難しい時代になることは

容易に想像できますよね。

 

人間の欲求にあったテクノロジーは

必ず普及するのです。

 

となると、、、

 

必然的に出てくる問題として、

『人間とは何か』という定義を

議論する時代になるでしょうね。

 

想像してみてください。

 

友人が交通事故でズタボロの

ヒドイ外傷となり、

脳も欠損、顔面崩壊

四肢断裂、麻痺してしまいました。

 

ところが最新のテクノロジーで

脳は事故前より高スペック、

人工眼球で解像度、視力も生体より良く、

人工顎関節で硬いものも食べられ、

人工心臓は150歳まで性能が落ちず、

義肢で不自由なく動くことができる。

 

その人は人間ですか?

 

技術によって改良された人間は

もはや人間ではないなら、

境界線はどこにひかれるのでしょう?

 

今ですら、

眼球内のレンズ、

歯のインプラント、

美容整形、

アンチエイジング整形などは

受け入れられましたし、

 

なかなか降りない薬の承認において

「バイアグラ」は異例の速さでした(笑)

 

もちろん、生体とテクノロジーの融合は

法律や倫理、社会の受け入れなど

さまざまな問題があります。

 

技術が確立されて、

「それを使えば文化的、人間的に豊かに暮らせる」ことが

分かっていたらやらずにいられますか?

 

逆に、

脳腫瘍が外傷で欠損し、

高機能のチップで処理能力を補完した子どもと、

 

普通の我が子が

同じ学力試験を受ける

ことを公平に受け入れられますか?

 

もちろんそうならない未来も

来るかもしれません。

 

 

「久方の光のどけき春の日に

静心なく、花の散るらむ」

 

 

人の命は短くて、はかないもの

だからこそ美しく、哀愁があるのだ。

 

紀友則のこの歌は

日本人のアイデンティティにあり

 

「練習は不可能を可能にする」

「自然に生きて自然に死ぬ」

 

この生き方を私は否定しませんし、

むしろそちら側です。

 

しかし将来的に

確実に進歩しているテクノロジーが

「不便を機器との融合で克服し」

「できる限り長く豊かに生きる」

事を、否定できる自信はありません。

 

 

もしかしたら、、、

 

『ちょっと義肢のレギュレータが調子わるいから新型に替えてくるわ』

とか、

『脳プロセッサの新型でたからバージョンアップしてくるわ』

といった世界も来るのかもしれませんね。

 

では、その時代に生きる我が子が

令和の今何を学ぶべきなのか

自分がうけた、

昭和の教育と同じことをしていていいのか

ちゃんと考えなくてはいけないのです。

 

学生時代の子どもは

新しい時代のビジョンが持ちにくいです。

 

なぜなら、

次々来る新しい教科の単元が

彼らにとっては、

『絶対的に新しい課題』だから

 

でも、それが

『相対的には既存の学習』で、

正解がある問題を早く解く処理能力だけを

伸ばす事だけにこだわるのは危険である、

と親は理解しておくべきです。

 

とはいえ、

「未来社会を生きる乗車券」としては

ある程度の学習は必要と割り切り、

 

一方で、

「未来社会で活躍する特急券」として、

 

・総合的に見立てる

・問を立てる

・人を奮い立たせる

・方向を定める

 

などの、

 

人間らしい価値を提供する事が

できるような学びの機会

を与えてあげるのが

現代の親の役目と思っています。

 

私個人の意見として、

 

AIの進歩は人の仕事を奪うのでなく、

人間が本来拠って立つ役割を明確にし、

人間しかできない仕事の価値を

相対的に高める。

と思っています。

 

そしてそういう人が

求められる時代になるのでしょうね。

 

だって、

みんながサイボーグになっちゃったら

『一番大事なのはハート(心)だろ♪』

 

ってなるでしょ。

 

あ~このオチは昭和ですね・・・(笑)