こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
今日は【STEAM】教育について
話します。
まず
STEMとは、
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
の頭文字をとった教育モデルのことで、
STEAMは
これにArt(芸術)のAを足したもので、
、2000年代にアメリカから始まった
IT人材を育成しイノベーションを目指した
21世期型の教育モデルのことです。
情報科学やテクノロジーは
コンピューターの計算能力が
指数関数的に進化していて、
従来の教育モデルでは
これに対応できる理数系の教育が
おいつかないことから、
自発性や創造性、
問題解決力といった能力を
高めるという目的で考えられました。
昭和、平成の教育をうけた
今の私たち親の経験から、
従来の日本の学校教育
それも処理能力至上主義の
詰込み教育によって、
自発性、創造性、
問題解決能力が伸びるか?と
聞かれたら、どう答えますか?
答えは自明ですよね。
そもそも次世代教育は
教育の大前提から異なることを
理解しなくては行けません。
つまり、
先生や親が
全てを知る万能の模範という呪縛です。
システム化された
詰込み教育の実行者である
学校の先生に
自発性、創造性、
問題解決能力を求めるのは
酷ですし、そもそも
学校はそういうところではない
という認識を持ちましょう。
詳しくはこちらの記事で⇓
学校と言う狭い社会を基準に
先生を、知識・思考の頂点とする
限定された知のヒエラルキー空間
においては、
先生の知識量、パーソナリティに
大きく依存した教育の結果
となってしまいます。
それが悪いとは言いませんが、
少なくとも、
新しいジャンルの知識においては
先生と生徒が
「同等の存在」であることを
認めなくてはいけません。
子ども達を
アクティブ・ラーナ―
(主体的な学習者)にして、
誰もがもつエンジニア精神を目覚めさせ、
全ての子が
発明家、専門家、エンジニアと
なれるような環境を提供する。
そうしないかぎり、
従来のカリキュラムの勉強は
学年が上がる事によって、
次から次へと、覚えることが増えるので
「常に新しい学問と錯覚」している
子ども達にとっては、
「目の前の学習で忙しくて」
自発性、創造力が伸ばす機会を
自ら見つけてきて修得する
ことが難しいのは道理でしょう。
だからこそ、
親が用意してあげなくてはいけない。
では、
学校ではSTEAMが学べないのなら
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
Art(芸術)
これらのジャンルで
家庭で子どもために
何をすればいいのか?
それは
『組み合わせて遊ぶ』
事です。
2つ、出来れば3つの要素を持ち
かつ、子どもが主体的に考えて
出来る遊びです。
大まかな要素を挙げるなら
S科学:光、電気、
T技術:仕組み、構造
E工学:組み立て
A芸術:模様、色
M数学:測る、数える
これらの要素を複数
もったおもちゃや教材を
親と一緒に楽しむことです。
もっとも基本的なところでは
STEAM全ての要素のあるレゴ
が良い例ですが、
市販のレゴは
ゴール(完成形)が唯一解であり
そこへの課程も逐一細かく
順番、色まで組み立て書で
図解してあります。
つまり、誰がどのようにやっても
同じ答え(形)になる問題です。
個人的な意見として、
指先は器用になるかもしれませんが、
誰かが決めた
色と、形と、構造を
そのままなぞって作ることに
創造性があるかというと
疑問ですよね。。。
創造性伸ばす為のレゴなら、
構造物でも、花でも動物でもいいので
何かの写真を見せて、
『好きなように作ってごらん』
とすれば、それこそ
A:好きな色で、
T:構造を試行錯誤し
M:必要な長さ、強度を考え
T:成り立つ形状に組み立てる
ことにより、
作る度に色も形も違う
無限の解が生まれるでしょう。
この無限の解の繰り返しで、
脳のシナプス(神経回路)は
より複雑な思考パターンを持ち、
それによる、柔軟な思考から
自発性、創造性が生まれ、
問題解決能力も
自然と育まれるのです。
もう少しレベルが上がれば
親は【お題】だけ与えて
あとは子供任せでもいいです。
レゴは一つの例ですが、
なんでもいいので
「作りたくなる素材」を
用意してあげてもよいでしょう。
この素材を親子で
考えるところから、
全てが始まるのです。