こんにちは5児のエンジニアパパ兼
ニュータイプLONG -GO指導士A5です。
今回は渋沢栄一先生の
「論語とソロバン」の金言から
次世代社会で活躍する
ニュータイプを育てるための
解釈を紹介します。
渋沢先生
『時期を待つの要あり』
自然的逆境は
因果の法則に基づくものであり、
因果の関係は にわか にこれを
絶つことは出来 ない。
ある一定の時期に達するまでは
人力で動かし得ないものである。
NTA式教育への解釈
『忍耐強く待ち進める』べし。
赤ちゃんの発育・発達に
成果がでなくても、
それはまだ機が熟していないだけ。
反応が無い事こそインプットが成功している証。
忍耐強く、
積極的に、
能動的に
日頃のカリキュラムを
待ち進めましょう。
コチラ⇓の記事で、
メジャーリーグで活躍している
大谷翔平選手が
高校時代からマンダラートという
夢を叶えるための発想を図式化した表
を作っていたという話をしました。
実は、大谷選手の
目標を達成する8つの要素の一つ
「人間性」のマスの中には
【論語と算盤を読む】が入っており、
見事夢を叶えて活躍しています。
これは
日ハム時代の栗山監督自身が
「論語と算盤」を読んで、
『時期を待つの要あり』
との金言から、
「目先にすぐ成果が出ないとしても
それはまだ機が熟していないだけだ。
タイミングがまだ合っていないだけなのだ。
事をあきらめることなく、
忍耐強く進めるべき」
というメッセージに勇気づけられた
経験から、大谷選手にも
読むように勧めたそうです。
渋沢瀬性がこの言葉を残した
幕末の明治維新の動乱期は、
それまでの幕府統治の常識が、
海外からの新らしい情報に
破壊された時代です。
全てが不確実な事ばかりで、
未来は見えませんでした。
しかし、その時代で
渋沢先生は
「未来を信じ、時期を待ちつつ、努力せよ」
と言って、多くの功績を残したのです。
栗山監督も
多くの批判を受けながらも
大谷選手を
『二刀流』の選手として大成させる為に、
プロで二刀流は成功しないという
批判に屈せず、
大谷選手の未来を信じ、
体の成長に合わせた訓練と経験を
積ませて時期を待ったからこそ、
今のメジャーでの功績に
つながったのです。
ニュータイプ教育においても、
自分が凡人だから子どもも
才能が無いという言い訳や、
赤ちゃんから教育なんて
かわいそうと言う
よくある批判に屈せず、
赤ちゃんの無限の可能性を信じ
脳と体の成長に合わせた
訓練と経験を積ませれば
必ず結果が出るのです。
そして
発育・発達に成果がでなくても、
それはまだ機が熟していないだけ
ととらえ、あせらないこと。
成長した子どもや大人は、
アウトプットができるので
コミュニケ―ションがとれて
理解できない場合に
言い換えたり、詳しく説明したり
できますが、
赤ちゃんは
アウトプットが出来ないのだから、
反応が無い事こそインプットが成功している証。
と考えて、
忍耐強く、
積極的に、
能動的に
日頃の訓練を続ければ、
機が熟した時に一気に
知性が爆発するのです。
つまり、
赤ちゃんへの早期教育で
一番大切な心がけは、
『反応を期待する』
事ではなく、
『親自身の境遇を楽しむ』
事に他なりません。
絵本を読む、
手遊びする、
歌を歌い聞かせる、
など、
一緒に楽しめるのは
長くて5年程です。
4人育てた私が
身をもって実感していますが、
「早期教育の本当に楽しい時期」
はあっという間に過ぎてしまいます。
ニュータイプアカデミーの
スローガンATTは、
A:あせらず
T:楽しんで
T:続けましょう
渋沢先生の
『時期を待つの要あり』
から由来しているのです。
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なぜ次世代社会に論語が必要なのか?
『近代日本経済の父』
渋沢栄一は、
明治維新後の【帝国主義】という
喰うか食われるかという
世界の新しい価値観において
侵略され植民地とならずに
日本が生き残っていくためには、
工業力と経済力発展は不可欠と考えました。
しかし、世界に伍して戦える
【一等国】となるためには
その国民の素養として道徳も必要とし、
【経済道徳合一説】を唱え
モラルをもった貢献によって
日本を支える多くの企業を作りました。
2021年
AIが人間の能力を超える
【シンギュラリティ】(技術特異点)が
近づいている現在、
『AI黒船』が来航して以来、
世界の新たな価値感が生まれ、
その価値観によるルールによって
渋沢栄一が作った多くの日本企業が
海外の企業の影響力に対し蹂躙され、
苦境に立っています。
今こそ、
新しい時代に活躍する私たちの子どもは、
あらためて渋沢栄一の唱えた論語を
『次世代に備える素養』として
学ぶべきだと考えています。
そこで、
論語を次世代対応解型に解釈した、
【ニュータイプ論語】として
紹介していきたいと思います。
論語の第一人者【加地伸行先生】との対談