こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
教育とお金の関係については
の記事でも触れましたが、
教育とは、
「見えないものにお金をつかう覚悟」である
という事について話したいと思います。
【結論】
受験教育と次世代教育では、
お金を使う目的が違うのです。
受験教育に親がお金を使うのは、
「可視化した成績に親が安心したいため」
だけであって、
本当の意味で、次世代社会にでていく
子どもの為になっていない。
ことを自覚しておかないと大変なことになります。
今回は受験教育と次世代教育
それぞれのもたらすものを6項目で比較してみました。
①お金の使い方
受験教育・・・【購入】
・サービス(授業)に対して支払い、成績を買っている。
・各教科や苦手分野に対してのバッチ処理(対処療法)
次世代教育・・・【投資】
・子ども思考力の基礎を養うための投資
・直接の目的(成績)に対して効果を期待するのでなく、解にたどり着くまでの
過程(プロセス)を自分で考え、説明できる素地を作る。
②特徴
受験教育
・一時的に強化されるのでテスト、受験などにつよい。
・教科、分野ごとに対策し、正しい解法が身につく。
次世代教育・・・【投資】
・教科、分野を問わず考える力を養う。
・○×、白黒、善悪、正誤がはっきりしない
問題に対して自分の答えを持つ
③成果
受験教育・・・見える【可視化できる】
・テストの点数、順位、偏差値
・学歴、資格
次世代教育・・・見えない【可視化できない】
・状況判断力
・思考力(認知的、感情的、社会的)
・想像力(発展型、類推型)
④能力
受験教育
【答えのある問題】を早く正確に解く能力
・成績を出し、序列化・比較するには数値化が必須。
・現代においては重要視される
・ルーティンワークにおいては優位な事務処理能力。
次世代教育
【答えのない問題】に対して、状況やリソース
(資源:人、モノ、金、情報)を考慮して
最適な「解」を生み出す、選ぶ力(生きる力)
・問題そのものを見つける力。
-何が問題なのか
-何故それを問題としなければいけないのか?
⑤活躍の場
受験教育
・既存の学問、システム、技術、インフラの運用
・それぞれの専門分野においてプロフェッショナル性を持つが
分野が限定される。(他では役に立たない)
・均等に万遍なく出来る存在
次世代教育
自分で考え、答えや方針を生み出し、
創造できるので応用できる分野を問わない。
⑥AI社会対応
受験教育
・可視化できる成績や学歴は、
AI社会では意味を持たない(価値のキャンセル)
・学んだ事、分野とは全く違った業種についたら
ゼロベースからのスタート。
次世代教育
・AIが考えられない分野の価値創出
・人が人に対して及ぼす力(人間、心を大事にする力)を大事にする仕事
・人間力、知覚する力
以上6つの理由から
受験教育に親がお金を使うのは、
今現在の価値観(昭和ベースの教育)において、
「可視化した成績に親が安心したいため」
だけであって、
次世代社会にでていく
子どもの為になっていない。
という事を親はわかっておかないといけません。
本当に子どものことを思うなら、
親が【ゼロベース】で将来に必要な力について仮説を立てて、
子どもとの信頼関係を保ちつつ(同意のもと)
覚悟を決めて、【見えないものに投資】する
時間とお金を使う必要があります。