こんにちは、5児のエンジニアパパA5です。
今日は、
『算数嫌いの子の親が見落とす大事なステップ』
について話します。
<結論>
算数嫌いの子の親が見落とす大事なステップは、
計算処理能力と同じ様に、
図形認識能力を伸ばさないから。
伸ばし方は、
『図形はセンスと割り切らずに、
テストの点と同じ様に、認識力を定量化して、
伸ばすモチベーションにする』
です。
とつぜんですが、
国語のゴールは「本好きな子」になること、
じゃ、算数のゴールは「何好き?」でしょうか?
小学生の頃はあまり気にしなかったけど、
中学、高校となってくると
「国語の勉強」って何するの?
って思いませんでした?
古文や、漢文は読み方や文法とかがあるから、
勉強するポイントはわかったけど、
国語(現代文)って正直、授業を聞いていても、
聞いていなくても、日本語で書いてあるから
テストも『何とかなるかも』みたいな
感覚じゃありませんでしたか?
逆にいうと勉強のしかたがわからない、みたいな。
実際その通り、というか
国語の読解力は10歳までにほぼ固まってしまって、
やはり、よく言われるように、
どれだけ本好きな子であったかで
その後が決まるのは真理です。
そこから逆算すると、
国語のゴールへのステップは
①よみきかせ
②追読(親が読んだ後、もう一度読む)
③自分でどんどん読めるようになる
④本を読むのが楽しい、
⑤本好き、
⇒国語力UP!
という形になります。
よく言う、読み聞かせ1万冊とは本当なんですね。
そして、大切なことですが
「親も本を読まないといけません」
東大生の子供の家にはほぼ例外なく
100冊以上の本があって、
親にも読書の習慣があるそうです!
ある意味、家庭環境として
わかりやすい基準ですね。
では、算数のゴールは?
算数好きな子供になる家庭環境の基準とは?
なんなのでしょうか。
計算力?、公式の暗記?、
文章題のとき方を覚えること?
どれも違います。
算数のゴールは
子供が
「それを算数とは思わずに」、
数字の足し引き、図形、グラフ問題を
考えるられる頭になること。
つまり『算数脳を持つこと』なのです。
『なんだ、そんなことか』と思ったでしょうね。
そうなんです。
『なんだ、そんなことか』
と思ってしまうくらいの教育意識の盲点
にポイントがあるので、
大抵の親さんがたは、
見過ごしたまま、
『算数好きな子供』にしてあげることが出来ずに
受験地獄に『丸腰で』突入させて
しまう羽目になるんですね。
私もこの意識が備わっていれば、
長女に辛い思いをさせずに済んだのにと
思うと・・・
忸怩たる思いです。
さて、
気持ちを切り替えて、
『算数脳にするためのステップ』
ですが、
順番にいくと、
①数の概念をおしえる
②一緒に数える(1から100まで、100から1まで、お風呂がベスト!)
③お菓子やおはじきで、足し算、引き算(卵ボーロとか)
④ドリル計算、100マス計算
⑤☆
⑥算数、数学の教科書で受験勉強
だいたいみんな④⇒⑥に移るとき、
算数から数学に変わるときに
嫌いになっていくんですよね。
この⑤のステップで、
数字、図形、表に対して
集中して取り組む楽しさに脳を拓(ひら)いてあげるのが、
親である私たちの役目なのです。
よく、
「算数の頃は好きだったのに、
数学になって嫌いになった」と
いう話を聞きませんか?
というか、自分で実感していませんか?(笑)
これは、間違いなく
⑤のステップを抜かしてしまったからなんですね。
私たちが今、時間的には出来るのに、
『中学や高校の数学をやろうとしても出来ない』
のと同じように、
学年が進むにつれて、
日々の授業内容がつみかさなっていく
こどもたちは、
今の授業を理解しつつ、
づまづいた所に取り組むのは難しいのです。
かといって、
肝心なところでつまづいているから、
今の授業が理解しにくいという
ジレンマもあります。
やっぱり子どもは
「出来た!」「わかった!」という楽しい感覚がないと
続けられないんですよね。
では、
⑤では何をやればいいのでしょうか?
それは「計算」と「図形」でアプローチが分かれます。
計算については私の公文パパそしての経験上
『公文』が一番です。
公文は何年生だろうが、その子の学力を判定し
その学年相当のレベルからスタートします。
中1でも小2のレベルから始める子もいれば、
小6で小3レベルだったり、いろいろです。
※自分の学年以上からは始まりません。
自分の学年より下のレベルのスタートであっても、
「出来る!」「わかる!」所からスタートするので、
子供は楽しく続けられるんですね。
そして、どんどんレベルアップしていって、
自分の学年に追いつき、追い越したらしめたもの!
学年が上がってもすでに出来るようになっているので、
授業でもわかるし、テストでも点が取れる、
つまり、
「数学好き」な子になるわけです。
つまり、公文は「算数」ではなくて
「自分のレベルアップゲーム」だから、
楽しく続けられるのですね。
では図形は?
なぜか図形については公文の教材にはないのです。
だから、みんな塾だったりドリルだったり、学校のワークで
補っているのですが、
図形は文字通り「平面、空間認識能力」が必要ですし、
公文みたいにトレーニング系の計算では伸ばしにくい分野です。
「図形はセンスだよ」という人もいますが、
全く違います!
2次元、3次元の空間認識能力は鍛えられます!
なぜなら、私たちは3次元空間に生きているからです。
小さい子が積み木のお城をやればやるほど、
上手に作れるのは
学習して空間認識能力が上がっているからです。
空間認識能力を鍛えるといえば
よく言う、右脳を鍛えるとか言うのがそれにあたりますね。
その右脳を鍛えるにしても、
やはり
計算と同じように
「楽しくないと脳が動かない」訳です。
そして、
その能力を伸ばす秘訣は
「解ける楽しさ」と同時に、
「競争する楽しさ」があると、もっと効果的なのです!
計算はどれだけ早く正確に出来たかをあらわす結果、
つまり【点数】がよければ
脳内でドーパミン(うれしさを感じる物質)が生成され、
喜びを感じます。
これに対し、
図形、空間認識能力は、
イメージがつながって形になった
(結果につながった)時の
【達成感】で伸びるのです。
知育ブロックや、レゴ、らQなど自分で組み立てる
ブロック系のおもちゃで、
作りたいものが完成した時の子供の喜びを
想像してもらえればわかると思います。
「完成した!」という達成感や、
限られたブロック(資源)で形を作る想像力を
伸ばすのには最適でしょう。
それに勝ちたい!と言う気持ちが加わると
一気に子供の集中力は伸びます。
そこで、ニュータイプアカデミーの
カリキュラムでは、
図形空間認識能力を、
ライバルと切磋琢磨しながら伸ばす
方式を取っています。
テストの点で「勝った負けた」があって、
それを数値で表すことで、
モチベーションが上がるなら、
図形空間認識能力でも「勝った負けた」があって、
同じく、定量化することで
モチベーションにつながるのは道理です。
なぜか、むかしから
『図形はセンスのあり無しによる』という、
妄言がありますが、
エンジニアの私から言わせれば
文字通りナンセンスですね。
計算の間違いはどこで間違えたか
はっきりしているのですが、
図形に関しては
ひとそれぞれ捉え方が違うので、
勝つことだけが目標にならず、
お互いに「どう考えたか?」について、
他人の視点も新しいインプットとして取り入れることが
出来ます。
切磋琢磨するライバルが身近にいないなら
昨日の自分がライバルでいいんです。
「図形認識能力を定量化」してあれば、
以前達成した数値を上回ればいいのですから。
では、
<結論>
算数嫌いの子の親が見落とす大事なステップは、
計算処理能力と同じ様に、
図形認識能力を伸ばさないから。
伸ばし方は、
『図形はセンス』と割り切らずに、
テストの点と同じ様に、認識力を定量化して、
伸ばすモチベーションにすること。
図形認識力の定量化の
ニュータイプアカデミーでのやり方は
別ブログで紹介しています。