ただ、マグフォーマーの説明書には
当然そんなことは書いて無く、
「それぞれの作品の作り方」
だけなんですよね。
もちろん、知育玩具としてはそれで
必要にして十分なのですが、
言葉と同じで、
空間認識能力、三次元構造について
子どもの脳にインプットするには
ちゃんと、段階に分けるのが
最も効率が良いし、
子どもも、レベルアップを
楽しめるんです。
さて、
今日の課題は、
『立方体の3段活用』
正十二面体→からの
二十・十二面体→からの
斜方二十・十二面体です
イメージはこちら
まずは
正十二面体をしっかり展開図から起こして
楽々完成。
再び展開図に戻して、
そこに二十面体を合流。
二十面と十二面がくっついて
20・12面体が完成します。
初めは
丸と丸をくっつけるイメージが
つかなかったみたいですが、
丸い粘土と、丸い粘土をくっつけると
「大きい丸」が出来るでしょ。
と言うと納得した様子。
そしてここから、
3段目の活用が四角を加えての
【斜方二十・十二面体』
四角の事を『方形』と言って、
それが『斜め』にくっつくから『斜方』
完成形は直径50cm近いなかなかの
ボリューム!
そして、今日のプラスアルファは
「応力の集中と分散」です。
このデカい多面体を床に置くと
自重で下が凹んでしまいます。
しかし、両手で持つと崩れません。
子供に、
「なぜ床に置くと崩れて、手で持つと崩れないのか?」
を考えさせました。
違いは?
「床は一点集中」
「手に持つと両手=2点分散」
重さが約1kgなので、
床に置くと、一つの目に1kg全部の重さがかかり崩れてしまうが、
両手だと力が加わる場所が2つに分かれるので、
一点500gの負荷。
だから崩れない。
これは口で説明されるより
自分で体感するとよくわかります。
自分で作った多面体だから尚更印象に残った事でしょう。
こう言う勉強なら子供はいくらでも
楽しんでやりますね。