パスポートは早めに準備しましょう。
当たり前ですが、海外旅行をするためには
「パスポート(一般旅券)」
が、必要になります。
これは申請してから受け取るまでに、通常、土日を入れると
10日間程度かかりますので
海外旅行に出かける事が決まったら、早めに申し込んでおく事をお勧めします。
ここで注意点
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請する必要がある。
これ、けっこう盲点です。
自宅でお住まいの方なら問題ありませんが
転勤や修学等で実家から離れて生活をしている人は
意外と住民票を移動させていない事が多いのです。
もちろん申請書の代理提出も可能ですがかなり制限がありますし
パスポートを受け取る時には原則として、本人が交付(申請)窓口に出向かなくてはなりません。
場合によっては住民票を現住所に移動させておいた方が良いかもしれませんね。
☆条件が整い、書類の準備ができれば「居所申請」 という裏ワザもありますが、、
(;^_^A
総務省 パスポートの申請から受け取りまで
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html
【旅の心得】 ~ その9
ツアー申込時にもパスポートは必要となります。
少なくとも渡航1か月前までには
手元にパスポートが確保できるよう手配しておきましょう。
海外旅行が決まったら、まずパスポートの確保を!
お土産物はどこで買う?
とにかくイタリアは「世界遺産」や「美術館」「史跡」の宝庫!
とんでもない数の「観光地」が旅人を待ち構えています。
ただ、どれも歴史的価値の高いものが多く
そのぶん、風化、破損が進行し「補修」作業が必要なものも少なくありません。
今回の私の旅でも
サンタマリア・デレ・グラッツェ教会
ベネチア
コロッセオ
ナポリ ヌオーヴォ城
などでツアーのリストには入っているけれど、補修工事中のため観光が出来ないという場所がありました。
上記以外でも、あちこちで足場を組んでシートをかけた工事中の史跡が沢山あって驚いたものです。
ベネチアの水路
ホントは絶景なんだそうです、、(´□`。
【旅の心得】 ~ その6 でもご紹介しましたが
数日間のツアーでも 「コレは譲れない!」
という目玉(旅の目的)に関しては詳細に事前確認が絶対に必要です。
十分ご注意くださいね。
さて
ミラノ交通の要、「ミラノ・ノルド駅(別名カドルナ駅)」のすぐ近くに
サンタマリア・デレ・グラッツェ教会があります。
大戦の戦火を潜り抜けたとか、馬小屋になっていたとか 数多くの逸話が残る
かの有名な「最後の晩餐」がある教会ですね。
「工事中」の文字に一瞬ビックリしたのですが
入ることが出来なかったのは「アプス」と呼ばれる半ドーム状の張出を持つ
「教会」部分と中庭部分だけでした。
(それでも、ずいぶんとがっかりしたのですが、、)
奥にシートがかかっているのが
見えます。
「最後の晩餐」は敷地内の修道院にある食堂の壁画であり
入口も教会とは別になっています。
予定が大幅に遅延したために、拝観できるかどうかが心配されましたが、旅行会社さんの努力でなんとか人数分のチケットを確保することができ 当初の予定通りレオナルド・ダ・ヴィンチの名画を鑑賞することができました。
(ホントにラッキー!)
流石は最大級クラスの世界遺産
何重もの扉をくぐって辿り着いた名画はなんとも言えない荘厳なオーラを放ち、正に観る者の時間を止めてしまいます。
(もちろん写真撮影は禁止、というよりあの異次元とも言える空間を写真で切り取るのは不可能でしょう。)
長いような、短い様な 不思議な感覚に浸りながら 鑑賞時間を終えた私たちが一歩展示場を出ると3坪程の小さな売店があって、いきなり現実に引き戻されてしまいました。(^▽^;)
(修道院の入口辺りでも屋台のようなお土産物を販売するオジサンがいますがこちらは修学旅行のお土産みたいな品揃えです。友人や家族に、ちょっとオシャレ系のお土産をお求めの場合はこちらのオフィシャルショップの方がイイかも。)
カレンダーや絵葉書、マグネット等のお土産を買い漁る奥さんを残して出口に向かうと小さな裏庭にでました。
「あぁ あの窓の向こうに『最後の晩餐』が、、、」
感慨にふけりながら、ツアーは次の目的地に向かいます。
サンタマリア・デレ・グラッツェ教会は工事中。。
薄暗いローマ空港で待つこと約2時間、けっこう空港内をウロウロしたんですが
自販機って無いんですね。
私が見つけられなかっただけかもしれませんが、見当たりませんでした。
まぁ普通は売店が開いてるのだから防犯上からも必要ないのかもしれません。
逆にあれだけ沢山の自動販売機が管理人(ガードマン)も無しに、あちこちに配置してあるのは、日本ぐらいだそうです。素行の悪い外国人からみれば、路上駐車の自動車や自動販売機は「金庫」が転がっているのに等しいのだとか。イタリアでも治安が良くないナポリとかでは絶対ありえないんですって。
ローマからミラノへは空路で約1時間
機内で(この日2度目の)朝食代わりに
ビスケットとグレープフルーツジュースを頂いて無事空港に到着しました。
幸い好天に恵まれ、気持ちのいい朝です。
すでに当初の工程表はグチャグチャ、添乗員さん手書きの新しい今日のスケジュールを受け取ってバスに乗り込みました。
(人数分すべて手書きでした、ご苦労様です。)
ん?
「サンタマリア・デレ・グラッツェ教会 ~工事中~」 ?
サンタマリア・デレ・グラッツェ教会って「最後の晩餐」があるところだよね?
ファッションの街「ミラノ」を象徴する「針と糸」のモニュメントがある
ミラノ・ノルド駅を車窓に映しながらバスは教会へと向かいます。
ミラノ空港、一番下の赤いスーツケース(青バンダナ付)が私のです。
スーツケースは丈夫なものを選びましょう。(;^_^A
「ミラノ・ノルド駅(別名カドルナ駅)」
思ってたよりなんか"こじんまり"としてました。
ローマ到着、大停電の夜に・・?
なんだかんだとありながら
私たちを乗せたB777機は、ロシアの上空1万メートル、気温マイナス50度を
時速1000キロメートルで飛行していきます。
13時間のフライトは順調にすすみ、無事ローマ空港に到着することができました。
もちろん着陸前にはしっかりと機内食、、
コレは太る、絶対!
時差に加え、次々と差し出される食物に
早くも胃や腸がレッドゾーンに突入しそうです。
半袖では少し肌寒いローマの夜、
イタリアの気象は日本とほぼ同じ、季節感もそのままでOKですから
着るものとかは迷わずにすみます。
最高気温は日本と同じくらい、最低気温が少し高めかな?
湿度も日本とあまり変わらないそうです。
以前は結構 「カラッ」としていたそうですが
近年は、猛暑と高湿度の傾向にあって とまどうツアー客も多いとか。。
(;´▽`A``
ちょっと無愛想な入国手続きを終えて いざ、ローマ空港へ!
ありゃ、なんか薄暗い、、人もいない、、
ひょっとしてローマ大停電?
そういやローマって停電が多いんだよね。
聞きかじりの観光雑学が頭をよぎります、
まるで終電が出た後の地下鉄のような雰囲気にテンションが急降下しました。
でも停電にしては大きな電飾の看板には明かりが点いてる、、
ようやく冷静さを取り戻し、時差を修正した腕時計に目を落とすと、
現地時間は朝の5時 (>_<)
そりゃあ 入国審査をする人も無愛想になるってもんです。
日中なら 観光客やビジネスマンで湧くエントランスも閑散として
私たち以外に、だ~~れもいません。。
もちろん売店もクローズ、
「空港に着いたら、まずコーヒーでも買って小銭をつくろう」
という目論見は、早くも崩れ去りました。
とりあえずミラノ行の始発が出るまでこのまま待機です。。。
トイレで見かけた「ガチャガチャ」に入った歯ブラシ?
買ってみたかったけど小銭が無い、、
「最後の晩餐」危機一髪!
「最悪の場合、ミラノで観光予定の『最後の晩餐』をご鑑賞いただけない場合がございます。」
添乗員さんの悲痛な声が響きます。
どうやらアリタリア航空0793便のトラブルは深刻な様で、フライトコンピュータを換装する必要があるそうです。
現在そのコンピュータを別便にて空輸中なので、出発は23:00になる予定だということ、、
実に10時間の遅延になってしまう、、、。(´д`lll
そのため、夜にホテル到着予定だったミラノへは 順調に進行したとして、翌日の朝になり(ホテルでの宿泊が1泊分、機内泊に、、)
予約を入れていた時間には間に合わない為
「サンタマリア・デレ・グラッツェ教会」のレオナルド・ダ・ ヴィンチ『最後の晩餐』がキャンセル。
当日券が確保出来なければ、鑑賞は難しいと言うのです。
「もちろん空港までの旅費は弊社で負担させていただきます。」
とはいえ、1週間もの休みをとってスケジュールを調整してきたツアー参加者達です。選択の余地はほとんどありませんでした。
結局、キャンセルを申し出たのは1組、お年を召したご夫婦でしたが
スタッフに付き添われツアー客の集団から離れていかれました。
残されたツアー強行組はというと、、
出発が遅れる事に同意したとはいえ、23時まではまだ8時間以上あります。
免税店をウロウロするにしても、流石に持て余すよなぁ と考えていたところに添乗員さんからA4の用紙と紙片を渡されました。
まず紙片は「ミールクーポン」と言われるもので いわいる商品券ですね。関空内の飲食店であればそのチケット1枚で2000円まで支払う事ができるというもの。
実は集合前に昼食を済ませていたんですが、
せっかくなのでお蕎麦を頂きました。(^▽^;)
もう一枚はアリタリア航空からの配慮で
「搭乗手続きまでの間、空港近くのホテルに部屋をとったのでくつろいでください。」
というサービスです。
一夜めが機内泊になってしまいましたので、出発前にシャワーを浴びる事ができたのは有難かったですね。
おまけに夕食のビュッフェもサービス、、
ワシントンホテルのローストビーフは絶品でした!
こうなってくると なんだか妙に得した気分になってきました。
おなかがいっぱいになると、怒りや不安も和らいでくるものです。
22時前には、この日2度目の出国手続きを済ませ 今度は予定通りイタリアへ向けて無事出発!
いよいよ「ドタバタ珍道中」のスタートです。(*^▽^*)
追記
23時に飛び立った飛行機の中でいきなり機内食が出てきました。。
結局12時間余りの中で4食、、、
もちろん赤ワインもお願いしましたよ。 とても美味しかったです (^_^;)