「最後の晩餐」危機一髪!
「最悪の場合、ミラノで観光予定の『最後の晩餐』をご鑑賞いただけない場合がございます。」
添乗員さんの悲痛な声が響きます。
どうやらアリタリア航空0793便のトラブルは深刻な様で、フライトコンピュータを換装する必要があるそうです。
現在そのコンピュータを別便にて空輸中なので、出発は23:00になる予定だということ、、
実に10時間の遅延になってしまう、、、。(´д`lll
そのため、夜にホテル到着予定だったミラノへは 順調に進行したとして、翌日の朝になり(ホテルでの宿泊が1泊分、機内泊に、、)
予約を入れていた時間には間に合わない為
「サンタマリア・デレ・グラッツェ教会」のレオナルド・ダ・ ヴィンチ『最後の晩餐』がキャンセル。
当日券が確保出来なければ、鑑賞は難しいと言うのです。
「もちろん空港までの旅費は弊社で負担させていただきます。」
とはいえ、1週間もの休みをとってスケジュールを調整してきたツアー参加者達です。選択の余地はほとんどありませんでした。
結局、キャンセルを申し出たのは1組、お年を召したご夫婦でしたが
スタッフに付き添われツアー客の集団から離れていかれました。
残されたツアー強行組はというと、、
出発が遅れる事に同意したとはいえ、23時まではまだ8時間以上あります。
免税店をウロウロするにしても、流石に持て余すよなぁ と考えていたところに添乗員さんからA4の用紙と紙片を渡されました。
まず紙片は「ミールクーポン」と言われるもので いわいる商品券ですね。関空内の飲食店であればそのチケット1枚で2000円まで支払う事ができるというもの。
実は集合前に昼食を済ませていたんですが、
せっかくなのでお蕎麦を頂きました。(^▽^;)
もう一枚はアリタリア航空からの配慮で
「搭乗手続きまでの間、空港近くのホテルに部屋をとったのでくつろいでください。」
というサービスです。
一夜めが機内泊になってしまいましたので、出発前にシャワーを浴びる事ができたのは有難かったですね。
おまけに夕食のビュッフェもサービス、、
ワシントンホテルのローストビーフは絶品でした!
こうなってくると なんだか妙に得した気分になってきました。
おなかがいっぱいになると、怒りや不安も和らいでくるものです。
22時前には、この日2度目の出国手続きを済ませ 今度は予定通りイタリアへ向けて無事出発!
いよいよ「ドタバタ珍道中」のスタートです。(*^▽^*)
追記
23時に飛び立った飛行機の中でいきなり機内食が出てきました。。
結局12時間余りの中で4食、、、
もちろん赤ワインもお願いしましたよ。 とても美味しかったです (^_^;)