一ヶ月ぶりだろうか、実家に顔をだした息子と久しぶりの会話

「かあさん、俺たち3兄弟、子供の時は同じように泣いて笑って育ってきたのに、今の状況は様々だね 今回の震災でお姉ちゃんは津波でみんな流されて・・・でも、何かぐんと強くなった この俺は何も失ってなくて相変わらずどこか甘い」「運命と言い切ってしまったらそれまでだけど、目の前の現実と向き合うしかないんだよね」「そうそう、過去と他人は変えられない」「へ~、その言葉貰った!何より自分を磨くことかな」 暫く会わないうちにバカ息子もちょっぴり大人になっていた、かも そして、今自分にはひとつの夢があるのだと、その夢の話を静かに語り始めた 「失敗してもいいから全力で挑戦してみなさい、母さんだってお店を始めたのは40歳のとき、貴方はまだまだ若いのだから 人生で無駄なことは何ひとつない、ハングリーであれ、愚かであれ、だよ」「えっ、それは誰の言葉なの?」やはり、息子は愚かだった(笑) しかし、夢を持てない若者が多くなったこの時代に、夢を持ち、挑戦し続けることはなんと素晴らしいことかと彼を称えて(煽てて)別れた 

今日は、受講生と最終講義でやっとお手製カレンダーを完成させた 宇宙物理学者のホーキング博士が羅患していることで有名になった、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく難病ALS 21歳の時余命数年とされた博士は、今年英紙ガーディアンに「自分は過去49年間にわたって若くして死ぬという可能性と共生してきた 死を恐れてはいないが、死に急いでもいない まだまだやりたいことがある」と語っていた 彼女も来年のカレンダーを部屋に掛けこれからの夢を懸ける カレンダーに取り込んだのは、大好きな猫たちの画像 いつしか、医学が発達して病を克服できたなら猫を自宅で飼いたいと語る・・・その切なる思いに精いっぱいの祈りを込めて別れた 素敵な出会いに感謝を そして、いつかまたお会いしましょう! なんか、胸に込み上げてくる熱いもの・・・同じことばを、昨晩の若者たちも発していた ボランティアで被災地に入っていろいろな方にお会いしすると胸に込み上げてくる熱いものがあると 私だって、誰だって明日のことはわからない 地震だっていつまたくるか予想はつかない ただただ、今を真摯にそして熱く生きていきたい

この度、山形国際映画祭で上映されることになった、震災を描いたドキュメンタリー映画「無常素描」 朝10時からの放映のために、早起きして8時の電車で山形へ向かう 久しぶりの仙山線の車窓からの見事な秋晴れに眠気もぶっ飛ぶ 誰が悪いわけでもないのに、自分のせいでもないのに、どうしてこんな災厄が起きてしまうのだろう そして人間はそれを目の当たりにしてどうやって生きていけばいいのだろう・・・映画の中で、先日お会いした玄侑さんが和尚の立場で淡々と語る 「3.11この日のことを忘れないことだ」と そして最後に、なんと監督の大宮浩一さんご本人が登場し、ご挨拶及び質疑応答があった 真面目な質疑にワイン(ここの映画館ではお酒OKでした)を呑みながら観賞したことを反省 その後、静かな山形の町を散策しながら蕎麦を食べ、私たちは米沢経由にて震災後初めて福島へ入る 「新ずみ」もどうやら無事らしい どこかしら、街が賑やかすぎると思ったら、福島市の秋祭り「稲荷神社の例大祭」だった まゆみちゃんの住む北町商店街の方々も其々の法被を身にまとい、私たちは昭和のような屋台広場でおでんや焼きそばを購入し、まゆみちゃんのお店で呑む 帰り道、清風名月な夜空に明々と灯る提灯の山車が連なる様を見て、宮城や山形より福島が一番元気なのにほっとした その元気のむこうに怒りでも哀しみでもない熱い何かを感じる 二日間歩き過ぎ呑み過ぎたせいか、腰が痛い ぎっくりになりそうな予感 三連休最後の日は、久しぶりに圧力鍋を出してじゃがいもを剥いてビーフシチューを作り、家でまったりすることにした いつの間にかあったかいものが恋しくなる季節がやってきていた 今週の池上彰さんの現代史は、皮肉にも「キューバ危機 核開発競争」1962年の「キューバ危機」の13日間における、アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ、司法長官ロバート・F・ケネディと、ケビン・コスナー演じる大統領特別補佐官ケネス・オドネルという3人の「若きリーダー」たちの苦悩と決断の姿をリアルに描いた映画「13ディズ」を回想する 人間の愚かさをまたしても歴史から学ぶ 歴史に酒文化を重ねるとき、治安が悪い時期、悪い地域には旨い酒は生まれていない お酒はいつの世もこころ豊かでひとと愉しむために存在する 私の自論であるが・・・   

昨日、あのジョブス氏が死去 笑っていいともにゲスト出演の茂木さんもジョブスを語っていたそれを偲ぶかの如くに、突然、母が聴いているラジオ(父が生前大切にしていた)から「花時計」のメロディが流れて懐かしくなった 朝顔やトケイソウが、決まった時間に咲いたりしぼんだりするように、植物の中には時を告げるものが沢山ある 「花時計」の作者ジャン・フランセは、スウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネの論文をヒントにこの曲を作ったという その昔、私の好きな先輩がブラバンにいてこの曲を演奏していたのを物陰から見つめていたことがあった(そんな時代もあったのですよん)7つの曲にはそれぞれの花の名前がつけられていて、漢方ではあまり知られていないハシリドコロのような毒草や、惚れ酒を作る植物と言われるカタナンシュがとりあげられている事に興味が惹かれ、あれこれ調べてみたことがあったが結局その惚れ酒に出会うことはなかった 「バカであれ、ハングリーであれ」の名言を残したジョブス氏、もう一度追い続けてみようか、カタナンシュ・・・ 彼の発言の中には禅の思想が反映されている 「過去33年間、私は毎朝鏡の中の自分に向かって『もし今日が自分の人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか』と問い掛ける。そして答えが「ノー」の日が続いたら、何かを変えなければいけないと思う。自分はいつか死ぬと思い続けることは、私が知る限り、何かを失うかもしれないという思考のわなに陥るのを防ぐ最善の方法だ」たまたま今日は、現役の僧侶、芥川賞作家、東日本大震災の復興構想会議委員でもある玄侑宗久氏による特別講演会へ お題は「諸行無常」 この思想は日本の風土が影響しているという 無常なる世にどう生きるか・・・玄侑氏は風情の如くと締めくくる 要は今ここをゆらぎ愉しむことかな、旨い酒で

追伸 内部被爆を除染するのはビールだそうです 嬉しい限り・・・