この度、山形国際映画祭で上映されることになった、震災を描いたドキュメンタリー映画「無常素描」 朝10時からの放映のために、早起きして8時の電車で山形へ向かう 久しぶりの仙山線の車窓からの見事な秋晴れに眠気もぶっ飛ぶ 誰が悪いわけでもないのに、自分のせいでもないのに、どうしてこんな災厄が起きてしまうのだろう そして人間はそれを目の当たりにしてどうやって生きていけばいいのだろう・・・映画の中で、先日お会いした玄侑さんが和尚の立場で淡々と語る 「3.11この日のことを忘れないことだ」と そして最後に、なんと監督の大宮浩一さんご本人が登場し、ご挨拶及び質疑応答があった 真面目な質疑にワイン(ここの映画館ではお酒OKでした)を呑みながら観賞したことを反省 その後、静かな山形の町を散策しながら蕎麦を食べ、私たちは米沢経由にて震災後初めて福島へ入る 「新ずみ」もどうやら無事らしい どこかしら、街が賑やかすぎると思ったら、福島市の秋祭り「稲荷神社の例大祭」だった まゆみちゃんの住む北町商店街の方々も其々の法被を身にまとい、私たちは昭和のような屋台広場でおでんや焼きそばを購入し、まゆみちゃんのお店で呑む 帰り道、清風名月な夜空に明々と灯る提灯の山車が連なる様を見て、宮城や山形より福島が一番元気なのにほっとした その元気のむこうに怒りでも哀しみでもない熱い何かを感じる 二日間歩き過ぎ呑み過ぎたせいか、腰が痛い ぎっくりになりそうな予感 三連休最後の日は、久しぶりに圧力鍋を出してじゃがいもを剥いてビーフシチューを作り、家でまったりすることにした いつの間にかあったかいものが恋しくなる季節がやってきていた 今週の池上彰さんの現代史は、皮肉にも「キューバ危機 核開発競争」1962年の「キューバ危機」の13日間における、アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ、司法長官ロバート・F・ケネディと、ケビン・コスナー演じる大統領特別補佐官ケネス・オドネルという3人の「若きリーダー」たちの苦悩と決断の姿をリアルに描いた映画「13ディズ」を回想する 人間の愚かさをまたしても歴史から学ぶ 歴史に酒文化を重ねるとき、治安が悪い時期、悪い地域には旨い酒は生まれていない お酒はいつの世もこころ豊かでひとと愉しむために存在する 私の自論であるが・・・