厳密には昨日の一枚です。
昨日、通勤途上で1匹の蝶がスーッと民家の花畑に降り立ちました。
さあ、どこにいるでしょうか?
ここです。
黄色い花で吸蜜するヒメアカタテハです。
ヒメアカタテハはかつて成虫越冬すると考えられていて、もちろん成虫越冬する個体はありますが、幼虫で越冬する例も知られています。
モンシロチョウ同様、全大陸(南極大陸を除く)に生息する、いわばコスモポリタンで、地域にもよりますが、成虫は5月頃から姿を現し、年に何回か発生します。
気候変動の影響で生息地域を広げていて、日本も例外ではありませんが、日本での個体数は減ってきているようです*。
*公益財団法人 日本自然保護協会:重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)里地調査2005-2017年度とりまとめ報告書.環境省自然環境局 生物多様性センター,富士吉田,2019年11月
昨日の個体の翅は傷んでおらず、越冬体というより、今年新生したのではないでしょうか。
私の生活範囲では結構頻繁に出くわしますから、今後もさりげなく観察していきましょう。
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