私の近くの"ご当地"スーパーでは、買い物をすると、税抜き買い上げ200円ごとにそのスーパーのカード(プリペイドカード)に1点付与され、500点に達すると500円分の買い物券と換えてくれます。200円ごとに1点ですから、400円で2点ですが、399円では1点のままです。
そして、特定の曜日にカードで買い物をすると、"ポイント5倍デー"として、付与ポイントが5倍になります。
ですから、私は基本的にポイント5倍デーに買い物をします。
これがその例です。
税抜き価格が823円ですから、ポイントは通常なら[823÷200=4.115]ということで、小数点以下は切り捨てですから4点ですが、ポイント5倍デーなので、[4×5=20]で20点です。
例1:ぴったし5倍
と、理解していたのですが、次を見てください。
税抜き1,091円なので、[1,091÷200=5.455]すなわち、平常時で5点、5倍ポイントデーでは[5×5=25]と、25点になるはずです。
しかし、実際は26点ついています。
ん?これは1点おまけ?
5倍というのだから、どうしたって、点数は5の倍数になるはずだが・・・
1,000円を超すと「おまけ」がつくのかなぁ?
例2:1点おまけ?
この日だけではありません。別の日にも同様でした。
その日の買い物は1,936円です。[1,936÷200=9.68]ですから、通常は9点で、ポイント5倍デーには[9×5=45]のはずです。しかし、47点と2点も「おまけ」がついています。
1点は通常の「おまけ」で、もう1点は2,000円に64円足りない「もうチョイ賞」かな?
例3:2点おまけ?
さあ、どうしてでしょう。
皆さんはどう思われますか?
私は、税抜き金額を5倍し、それを200で割ってみました。
例1では[823×5÷200=20.575]ですから、20点で納得です。
ところが例2では[1,091×5÷200=27.275]ですから27点のはずです。
例3は[1,936×5÷200=48.4]。従って48点でしょう。
この計算方法だと、例2、例3では1点少なくついていることになります。
う~ん、わからん。
ということで、レジが比較的すいている時、レジのお姉さんに訊いてみました。
-店長さんでないとわからないかもしれないけど、5倍ポイントデーの計算式てどうなってるか教えてもらえる?
「店長よりも、現場の私たちの方がよく知っていますよ。」
と、得々として説明してくれたのが、私と同じ、最初に5倍し、それを200で割る方法です。
「あれっ、なりませんね・・・」
ーでしょ。
困ったレジ係のお姉さんは
「持ち帰って皆で考えてみます。コピーさせてもらっていいですか?」
-もちろん。急がないので後日教えてください。
ということで、最後は店長にもお出まし願い、上の3枚のレシートのコピーを渡し、後日、改めて答えてもらうことにしました。
そして、先日、店長が説明してくれたのが以下の方法、[1+4]です。
まず、200円で1点を付与します。
そこに、税抜き金額を4倍し、それを200で割って得られた点数を足すのです。
例1ではまず、4点。次に[832×4÷200=16.46]、すなわち16点を足します。
例2はまず5点。それに[1,091×4÷200=21.81]で21点を追加し、26点です。
例3は基本の9点に[1,936×4÷200=38.72]からの38点を追加し、47点ということです。
なるほど、客にお得感を味合わせ、店側としてはサービスをややセーブするこということか。
「小数点以下切り捨て」の妙味です。
ですから、正確に言うと、ポイント5倍ではなく、「4倍分追加」でしょう。
消費税を外税で払う時、複数の商品をまとめて買うより、ひとつひとつを清算した方が、合計消費税が少なくて済むのと似ています。
-こんなこと訊いてくる客なんていませんよね? と私。
「ははは、まあね。初めてです。」と店長。
-すみません。単に好奇心ですが、すっきりしました。ありがとうございました。
それにしても、この計算法を考えた人は偉い!素晴らしい。否、面白い(笑)。
皆さんのご近所のスーパーではどうですか?
あるいは、通販や旅行予約サイトなどでは。
※【2024年4月追記】
2024年2月、このポイント制度のシステムが変わり、それとともに計算方法にも変化がありました。詳細はここをご覧ください。
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