吉田麻也選手と英語 | (新)なごやん

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 朝日新聞7月30日(土)のスポーツ欄に「語学に近道なし 意見ぶつけて尊敬しあえる関係に」という、サッカー日本代表の吉田麻也選手とのインタビュー記事がありました。

 

 吉田選手は、「自分をここまでにしたのは英語力のおかげ」と言っています。

 確かにその通りかもしれませんが、英語の力だけでサッカー選手として大成するはずがなく、サッカープレーヤーとして高い能力を有することが基本にあるでしょう。その意味では、私は「英語こそが世界で活躍するための武器だ」という考えに諸手を挙げて賛成というわけにはいきません。

 

 ただ、吉田選手が言っていることで次の点には心底納得できます。

 ①学校での勉強が基本である(義務教育での下積みが重要)

 ②塾へ行く必要はない

 ③音楽や映画に触れる

 ④恐れず挑戦する(自分の意見を言う)

 ⑤外語能力取得には時間がかかる

 

 私自身を振り返ってもそうでした。

 ①中学生(市立中学)時代、英語の先生から「教科書を暗記するよう」言われ、本当にLesson 1 から全て暗記しました。1課ごとに休み時間に職員室へ行き、先生の前で教科書を空読みし、先生に認定してもらうのです。教室には、全生徒の名前とともにどこまで暗記したかが貼り出されました。そう、毎日が暗記競争です。

 そのおかげで、中学生の修学旅行で行った東京の電車の中で英国から旅行に来ていた人と英語で片言の会話ができました。

 ②そもそも私が生まれ育った田舎に塾はありませんでした。

 ③外国の歌は、できるだけそのまま暗記して原語で歌うようにしましたし、今もそうしています。歌の歌詞はそのまま日常生活に活かせます。

 たとえば、ナナ・ムスクーリOnly loveのワンフレーズ「♪ I was part of you, and you were all of me」など、現在形に直し「I am part of you, and you are all of me」と言えば、立派なプロポーズの台詞です。

 映画はあまり見ませんでしたが、SWL(短波受信)が趣味の私は外国の放送をしょっちゅう聴いていました。そのうちに慣れてきます。まさに「習うより慣れよ」です。

 ④特に外国の人とディスカッションする時には必須です。吉田選手は「ジャパニーズイングリッシュですよ。」と言っておられますが、多くの日本人の英語はジャパニーズイングリッシュでしょう。それは日本にいて、流暢に日本語を話す外国人の発音が、やはり日本人の発音と微妙に違うのと一緒です。だからといって、全く恥じることも尻込みすることもありません。外国人(特にヨーロッパ人)とのディスカッションで黙っているのは「自分は何も考えていない」ということですから。

 ⑤語学力アップには時間がかかります。「すぐわかる〇〇語会話」とか、「3か月でマスター、◇◇語」なんてありえません。

 私が高校時代学んでいた、NHKラジオのドイツ語講座講師の藤田五郎先生は暗記根気年季を「語学のサンキ」と言っておられました。

 

 朝日新聞の記事の最後に「この記事を読んだ人はまず何から始めればよいでしょう。」という記者の質問に吉田選手が答えておられます。

 数日前の新聞ですから、家や学校のどこかにあるでしょう。是非読んでみてください。

 

 特に今年中学生になった生徒さんにおすすめです。

 

 そして、最後に吉田選手のことばをほぼパクります。

 「この記事を最後までお読みになった方はそれだけで大成功です。」(笑笑)

  →吉田選手の(笑)は1個ですが、私の記事では大笑いです。(笑笑笑)

 

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