堀文子@名都美術館 | (新)なごやん

(新)なごやん

名古屋からJリーグ アルビレックス新潟に熱い思いを送ります。旺盛な好奇心そのままに、アルビネタに留まらず、鉄道、芸術、SWL(短波・海外放送受信)、昆虫、等々、思いつくまま書いていきます。
これまでの「なごやん」にログインできなくなったため、こちらで続けます。

 近代日本を代表する画家、堀文子(1918-2019)の3回忌を迎え、「スケッチと本画でたどる人と芸術」と題する展覧会が愛知県長久手市で開催されています。

<本企画のリーフレットとチケット>

 

 美智子上皇后とも交流のあった、そして美智子上皇后の信頼できる相談相手のひとりでもあった堀文子は「花の画家」とも言われています。

 

 私は、今年特例的に休日となった7月23日(金)に行ってきました。

 名古屋市内からは、通常、地下鉄東山線終点の藤が丘駅へ行き、そこから鉄道むすめ八草みずきとコア駅長に見送られ、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)に乗るのが便利です。

<リニモ藤が丘駅>

 

 リニモはひとつめの駅であるはなみずき通駅までは地下を通り、そこからは高架を走ります。降車駅の杁ヶ池公園駅の手前では左へ鋭角にカーブするので、駅舎がよく見えます。

 それにしても、この車両、大地震が起きたら吹っ飛ばされて下へ落ちちゃうんですかね。

<リニモから望む杁ヶ池公園駅>

 

 杁ヶ池公園駅駅では、この企画が開催されている名都美術館の掲示板が迎えてくれます。

<杁ヶ池公園駅>

 

 リニモ杁ヶ池公園駅から徒歩2~4分のところにある名都美術館の規模は大きくありませんが、日本画が多く所蔵されていて、堀文子の作品(本画)を39点、スケッチを515点持っているそうです。

<名都美術館>

 

 この展覧会は二期に分けて開催され展示作品は全てこの美術館が所蔵しているものです。一期、二期で作品の一部入れ替えが行われ、一期あるいは二期だけに展示されるものもありますが、切手の図案になった「桔梗」のように、両期を通してみることができる作品もあります。

<海辺で遊ぶ人々の群像>(1956)

 

 近年新たに収蔵した8点のうちリーフレットの図案「結実」やチケットの図案「花」など5点は一期、二期とも公開されていますが、「牡丹」は一期のみ、「大社町海浜の浜昼顔とハマエンドウ」、「仔犬」の2点は二期のみの展示です。

<牡丹>(1974)

 

 スケッチもたくさんありましたが、一期の「イタリアにて」といういわばシリーズではイタリアの風景などがたくさん展示されていました。

 イタリア、とりわけトスカーナ地方へ2011年に9年ぶりに訪れた堀は、その地方の田園が「一滴も乱れていない」ことに感動され、経済優先で自然をガタガタにした、「開闢(かいびゃく)以来最低のレベルにある」日本の状態と比較して、これはまさに民衆の思想が受け継がれているものだと述べておられます。

<イタリーの壺>(スケッチ)

 

 第一期は8月9日までで、その後"夏休み"を挟んで8月21日から9月20日までが第二期です。ただし、最悪の場合、新型コロナ感染が強引に開催された五輪の影響で更に全国に蔓延したような場合には途中打ち切りがあるかもしれません。(と私は思います。)

 

相互リンク⇒アクティブなごやん

 

美術館ブログはこちらです⇒

 

にほんブログ村もクリックよろしく⇒