日常に感謝(ハヤブサ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月1日、市内の海岸で探鳥しました。 

シギチが少なくなりつつあります。

後何日、観察が出来るのでしょうか。

 

 

 

まず、岸壁の水溜りに行きました。

最近は小型のシギを見かけます。

この日も、居るには居ましたが…

トウネンが4羽だけでした。

ハマシギは去ってしまったようです。

 

4羽のうち、1羽の動きが奇妙でした。

片足でピョンピョンと跳ねています。

左足を怪我しているようでした。

懸命に生きる姿に、エールを送ります。

 

 

 

 

 

健康的に過ごせる日々に感謝を感じました。

 

 

 

 

 

浜辺にも足を向けてみます。

近くで2羽のイソシギが飛び立ちました。

白線のある翼に、白いアイリング。

遠くても特徴を確認出来ます。

 

 

 

 

カラス達が群れていました。

赤い柵の上に陳列しています。

珍しく、ハシブトガラス達でした。

 

 

 

普段はハシボソガラス達を見ます。

不思議に思って周囲を確認すると…

浜に何かの遺骸が打ち上がっていました。

ハクビシンのようです。

カラス達の目的が判りました。

…写真は自主規制します。

 

 

 

浜辺を歩き回りました。

釣り人もシギチも居ない静かな浜です。

そんな中、1羽の猛禽を見つけました。

流木に止まっているハヤブサです。

 

 

 

 

雲間から朝日が射し込んできました。

ハヤブサの白い腹部と横斑が眩しいです。

太い足が逞しく、鋭い鉤爪は凶器でした。

襲われる小鳥は、気の毒です。

 

 

 

 

しばらく観察していました。

おもむろに後方へ歩き始めます。

足場の流木が被ってしまいました。

被らない位置へ移動を試みますが…

その間に飛び去ってしまいました。

 

 

 

 

呆気ないお別れです。

毎回、何かドラマがある訳ではありません。

ただ、日常的に野鳥が観る事が出来ました。

その繰り返しが貴重だと思っています。

 

 

 

【見つけたシギチ】(順不同)

 

トウネン 4

イソシギ 2