水面に描く軌跡(アオアシシギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月中旬、愛知県に来ていました。

とある休耕田で野鳥を探します。

タカブシギやタシギを観察出来ました。

翌朝も様子を観に行く事にします。

 

 

 

サギ類が目印でした。

数羽のコサギが活発に動いています。

嘴に赤味が混じる個体もいました。

 

 

 

 

1羽のアオアシシギを見つけます。

ダイサギが水面に写る所でした。

僅かに沿った嘴が特徴です。

 

 

 

名前程には足は青くありませんが…

昔の「アオ」は現在の緑色を指します。

黄~黄緑色の足でした。

 

 

 

コサギに負けじと動き回ります。

水面に軌跡を描いていました。

背景の緑色は、穂をつけた稲です。

風が少なく、波も立ちませんでした。

海辺とは異なるので、見飽きません。

 

 

 

 

賑やかな鳴き声が近付いてきます。

ケリの登場でした。

急降下で休耕田に着陸します。

…が、すぐに飛び立ちました。

騒がしい野鳥です。

 

 

 

 

アオアシシギの背後が動きました。

畔道に同化したタシギを見つけます。

水面に下りて、水浴びを始めました。

ケリとは対照的な、静かな行動です。

 

 

 

 

タカブシギは見つかりません。

密かにクサシギを探していましたが…

こちらも不在のようでした。

実は未だ見た事のない種です。

「いつかの楽しみ」のままでした。

 

 

 

何処からかタシギが飛来します。

数羽でしたが、数枚撮影出来ました。

背部に4本の白線が見えます。

 

 

 

 

周辺には水田が広がっていました。

稲の穂もまだ色付いてはいません。

水田にもタシギが潜んでいるようです。

 

稲が疎らな地帯がありました。

植え付けに際に出来たのか…

ジャンボタニシ等の被害なのか…

野鳥観察の傍ら、色々と考えました。