若さ vs 連携 ~海辺の空中戦~ (ハヤブサ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月7日の事です。

朝、市内の海岸で探鳥しました。

新しいシギチとの出会いを求めています。

 

 

 

遠くに野鳥の姿を見つけました。

大型のシギ類を期待しましたが…

最近よく見かけるクロサギでした。

 

 

 

普段なら喜ぶところですが…

贅沢三昧な鳥見に慣れてしまいました。

 

 

 

離れた場所に別のシギを見つけます。

ソリハシシギが走っていました。

こちらも、よく見る常連さんです。

 

 

 

 

トウネンの小さな群れも見つけました。

別種がいないか目を凝らしますが…

残念ながら、基本種のみでした。

この日はシギチの数が少ないようです。

 

 

 

 

浜辺で双眼鏡で探し続けていると…

遠くから鳴き声が聴こえてきます。

チョウゲンボウが何かと争っていました。

ひと回り大きな猛禽です。

ハヤブサでした。

 

 

 

 

3羽のチョウゲンボウが追い縋ります。

体格的にはハヤブサの方が有利でしたが…

チョウゲンボウが代わる代わる現れます。

小回りが利くほうが優勢なのでしょうか?

ハヤブサが追い立てられていました。

 

 

 

 

時折、ハヤブサも攻勢に転じますが…

チョウゲンボウは身軽に躱していました。

ハヤブサは若い個体のようです。

胸には縦斑が確認出来ました。

 

 

 

夏、ハヤブサの成鳥を見かけました。

この個体はその子供なのかもしれません。

 

他方、チョウゲンボウは渡って来ます。

秋、海辺の草地で昆虫を獲っていました。

 

お互いの生息域が被ったのでしょう。

最終的には、チョウゲンボウが勝ちました。

攻防の末、ハヤブサは飛び去ります。

チョウゲンボウ3羽が浜辺に陣取りました。

海岸はチョウゲンボウの狩場となりそうです。

 

これがシギチの少ない理由かもしれません。

 

 

 

【見つけたシギチ】(順不同)

 

イソシギ 1

トウネン 4

ソリハシシギ 2

 

 

 

🚯  🎣  🚯  🎣  🚯

 

 

 

〜おまけ〜

 

 

 

この日は釣りゴミが目立ちました。

野鳥が被害に遭う可能性があります。

テグス被害を被った野鳥を何度も見ました。

可能な範囲で、テグスを数本回収します。

 

 

 

持参しているポリ袋が役に立ちました。

適度な厚さがあるため、破れません。

それでも釣り針には注意は必要ですが…

 

チャック付きのポリ袋は便利です。

海辺の探鳥時には、是非ポケットに1つ!