9月上旬の事です。
朝、市内の海岸で鳥見をしました。
夕方、再び同じ場所を訪れます。
到着早々の事でした。
鳴き声とともに大きなシギが飛びます。
オオソリハシシギでした。
長く反った嘴が夕陽に照らされます。
移動する釣り人達を避けたようでした。
私と入れ替わりに、釣り人達が帰ります。
浜辺の人間が少なくなりました。
暫くの後、オオソリハシシギが戻ってきます。
目の前の草地に降りてきました。
餌探しに余念がありません。
何度も砂地に嘴を突き刺します。
なかなか獲物は見つからないようでした。
動かずに居ると、近寄ってきます。
姿がフレームに納まらない程でした。
私に近付き過ぎた事に、気付きます。
そそくさと離れていきました。
バツが悪そうに…、または迷惑そうに…
離れた場所で、再び採餌を再開します。
徐々に夕陽が沈み始めました。
夕陽の染まり方も、変化します。
暗くなるので、野鳥撮影には不向きでした。
後ろを振り返り、沈む夕陽を眺めます。
水平線に雲の少ない日でした。
夕陽が、線香花火を彷彿とさせます。
あっという間に陽が沈みました。
1日が静かに幕を引きます。
オオソリハシシギはまだ採餌中でした。
邪魔せぬように浜辺を歩きます。
トウネンやソリハシシギを見つけました。
防波堤の端にイソシギも発見します。
たた、撮影に足る光量がありませんでした。
写真は諦めて、数だけカウントします。
まだまだ渡りの最中のようです。
【見つけたシギチ】(順不同)
トウネン 15
オオソリハシシギ 1
ソリハシシギ 3
イソシギ 1