高原地に鴨(カルガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月31日の事です。

長野県の美ケ原高原を訪れました。

乗鞍岳を登った翌日の事です。


実は別の場所に行くつもりでした。

白樺峠のタカの渡りを予定しますが…

流石にまだ早いかな、と。

代わりに、涼しい場所を選んでみました。




松本市街から車で1時間程です。

クネクネした道を走って先には…

放牧場が広がっていました。

 

 

 


暑い時期、避暑地で過ごすウシ達です。

ウシにも様々な種類があるようでした。

黒い牛、白い雲、枯れ草…

絵画を観ているような気分になります。

 

 



美ケ原高原を歩きました。

美術館から王ヶ頭まで牧場が続きます。

王ヶ頭には電波塔やホテルがありました。

花畑もあり、昆虫をよく見かけます。




しきりに鳴いている虫がいました。

アシグロツユムシです。

驚いた事に、歩きながら鳴いていました。





花畑には蝶が飛来します。

ヒョウモンチョウやクジャクチョウ…

薄紫色のマツムシソウが人気でした。

 

 

 


大きな黒い蝶も見つけます。

カラスアゲハでした。

かなり翅は傷んでいますが…

青い部分がとても綺麗でした。

 

 



野鳥を探してみましたが…

ウグイスの地鳴きが聴こえるのみでした。

カメラは昆虫撮影用となりますが…

唯一、カルガモを見つけました。

 

 


場所は、牧草地の一角です。

ホースで引水された人工の池でした。

広さは畳3枚分くらいです。


水面で嘴を動かし続けていました。

水を飲んでいたようです。

標高が2000mの高原でした。

意外な場所でカルガモを見つけます。

水は貴重なのかもしれません。