再び乗鞍岳へ!(カヤクグリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月30日の事です。

今年も乗鞍岳に向かいました。

 

今回の目的はイワヒバリの観察です。

未見なので、楽しみにしていました。

ついでにホシガラスと…

あわよくばライチョウも…

欲望に果てはありません。

 

 

 

乗鞍岳へのルートを確認しました。

マイカー規制のため、バスを利用しますが…

昨年とは異なる事に気付きました。

 

岐阜県側と長野県側のルートがありますが…

今年から長野側のバスが予約制になりました。

休日のため、始発は既に予約で満席です。

泣く泣く3便目(9:30)を予約しました。

 

 

 

当日、日の出前から車で向かいます。

バス乗車前、山麓などで探鳥を考えました。

せっかくの休日を満喫しなければ損です。

 

夜明け頃に松本市に着きました。

水田などでシギチを探しましたが…

サギやカイツブリを見つけるのみでした。

オシドリを発見しますが、直ぐに飛ばれます。

今回、色々とツイていません。

 

 

 

予定よりも早くバス停留所に着きましたが…

ここで、思いもよらない事態に見舞われます。

駐車場がイベント会場になり、駐車禁止でした。

乗鞍ヒルクライムという歴史あるイベントです。

乗鞍岳を自転車で走破する大会でした。

 

事前に確認しておけば良かったのですが…

今回は準備が不足していました。

 

しかし、現場で代わりの駐車場を指示されます。

バスの往来の途中にあり、遠くはありません。

乗鞍畳平行きのバスも予定通りの発着でした。

 

ただ、駐車場が不足しないか不安になります。

乗鞍高原での探鳥を諦め、駐車場に向かいました。

結果、1時間以上時間が余ってしまいます。

現場の係員に尋ねてみると…

空席が出来たのか、1便早く乗れる事に!

これには大変助かりました。

 

 

 

無事、畳平バスターミナルに着きます。

途中、何度かホシガラスが飛ぶのを見ました。

テンションが上がります。

天気予報も確認した通り、晴れでした。

今回こそはイワヒバリを見つけるつもりです。

茶色い姿を探して歩き始めました。

 

 

 
富士見ヶ岳より畳平を眺めます。

 

 

 

まだ咲いているコマクサを見つけました。

 

 

 

チングルマは綿毛の姿です。

 

 

 

所々にイワギキョウが咲いていました。

 

 

 

待望の茶色を見つけました。

嘴の色を確認すると、黒色です。

イワヒバリは黄色味を帯びるはずなので…

カヤクグリでした。

 

 

 

 

ハイマツの中から姿を出します。

こちらもカヤクグリでした。

時に、囀りも耳にする事もあります。

「萱潜り」ですが、隠れてはいません。

 

 

 

 

別の場所でも見つけます。

ハイマツに潜む虫を捕えました。

小さな芋虫のようです。

この時期は餌が豊富なのでしょう。

 

 

 

 

 

高山帯ではハイマツが欠かせません。

ライチョウやホシガラスも利用します。

あのツキノワグマでさえも…

ハイマツの実は栄養価が高いようです。

様々な動物の命を支えていました。

 

 

 

 

 

探せども、探せども…

カヤクグリばかりでした。

これはこれで嬉しいのですが…

肝心のイワヒバリにお目にかかれません。

 

岩場や目撃頻度の高い場所を探しますが…

清々しい程に、全て空振りでした。

 

同じ場所で粘るのも良いのですが…

せっかくの山なので、登りたくなります。

カメラを担いで山頂を目指しました。

 

 

次回に続きます。。。