動く喉袋(モモイロペリカン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月上旬、北印旛沼に行きました。

目的はセッカとモモイロペリカンです。

 

 

 

ペリカンは海外の鳥のイメージでした。

ヨーロッパやアフリカに生息します。

暖かい気候を好むようでした。

 

日本では動物園で観る事ができます。

沖縄では迷鳥として記録があるのだとか。 

ただ、千葉県には1羽が住み着いています。

迷鳥として来て、留まっているのか…

どこかの動物園から逃げ出したのか…

理由は不明なのだそうです。

地元の漁師さん達に保護されていました。

もう30年にもなるそうです。

(↑全てネット情報です)

 

 

 

ネットでその存在を知りました。

居る場所の目星もつけます。

いざ、その場に向かいましたが…

お気に入りのポイントに居ません。

しかたなく、周辺を歩きます。

セッカを探したので、退屈はしません。

 

 

暫くして戻ると、白い鳥を見つけます。

遠目にはハクチョウっぽいですが…

お目当てのモモイロペリカンでした。

 

 

 

白鷺と比べて、大きさが際立ちます。

少しだけピンク色が混じっていました。

 

 

 

漁業用の船に上がってきます。

サギ類のように冠羽がありました。

カモ類のように水かきもあります。

 

 

 

 

大きな嘴で、羽の手入れを始めました。

水かきのある足で、船の縁を掴みます。

 

 

 

 

座り込み、喉袋を動かし始めました。

ペリカンの最大の特徴が小刻みに揺れます。

 

 

 

 

帰宅後に、その行動の意味を調べてみました。

喉袋には血管が多く集まっているのだとか。

放熱するのに効果的な行動との事です。

 

 

 

昼食のため、移動しました。

再び戻ってくると、空を舞っています。

慌ててカメラを向けて撮りました。

 

 

 

コウノトリのように翼の先が黒いです。

サギ類のように首を折り曲げていました。

飛翔シーンまで観れて、幸運でした。

 

 

 

最後に、船の上で寛いでいます。

滞在時間の都合上、これで撤収しました。

 

 

 

 

モモイロペリカンには無事会えました。

残念ながら、セッカには会えません。

またの機会に期待します。

 

 

モモイロペリカン、白っぽい個体でした。

婚姻色だともっと桃色なのだとか。

冬季に再訪を予定したいと考えています。