閑古鳥の鳴く高原(ヒメシジミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月中旬の事です。

志賀高原を訪れました。

先日の霧ヶ峰高原が良かったので…

別の高原にも行ってみる事にしました。

 

 

リフトを利用して東館山まで登ります。

東側がとても良い景色でした。

ニッコウキスゲが華を添えています。

 

 

 

 

そう!

ニッコウキスゲが綺麗でした。

山頂に向かう途中が最も咲いています。

行きのリフトから、よく見えました。

 

山頂駅から徒歩で向かいます。

冬、ゲレンデには雪が積もりますが…

夏は一面に花が咲き誇っていました。

 

 

 

 

花畑の規模は、霧ヶ峰を凌駕します。

しかも、鹿の食害はないようでした。

電気柵の無い花畑が広がっています。

 

 

 

 

野鳥を期待して、探鳥も試みました。

ウグイス、カッコウ、ホトトギス…

囀りは聴こえますが、姿はありません。

 

 

代わりにトンボが処狭しと飛んでいました。

おそらくはアキアカネです。

ニッコウキスゲの花にも止まってくれました。

 

 

 

 

次いで、チョウの数が多かったです。

シジミチョウの仲間に目が止まりました。

翅の表面が、ほのかに青いです。

 

 

 

 

裏面は白地に黒い斑がありました。

辺縁の黄色がアクセントです。

ヒメシジミ(ツバメシジミ)のようでした。

(チョビテレさん、御指摘ありがとうございます)

イブキジャコウソウが好きなようです。

 

 

 

 

以前にも見た事がありますが…

すっかり忘れていました。

別段、珍しい種でもありません。

 

興味をひかれてしまいます。

小さな翅を撮ろうと躍起になりました。

なかなか手強いのですが…

姿を現してくれるだけ、有り難いです。

 

肝心の野鳥は…、閑古鳥が鳴いていました。

 

 

※∶閑古鳥とはカッコウの別名だそうです。

   鳴く様子が寂しげだからなのだとか。

   …確かにカッコウは鳴いていました。