池での繁殖(カイツブリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

6月下旬を迎えた頃の事です。

鳥見に行く場所に悩んでいました。

地元では、鳥果が芳しくありません。

日帰りで行ける探鳥地を探します。


…結果、長野県北部に赴きました。

いつもの戸隠です。




早朝に到着しました。

GW頃には駐車場は満車状態でしたが…

ガラガラと言っても過言ではありません。

登山口に近い駐車場だけ混んでいました。


野鳥の最盛期が終わったからでしょうか…

不安を抱きつつ、散策を始めます。




入口付近にある池の周囲を歩きました。

水面に伸びた枝に、白い物体を見つけます。

モリアオガエルの卵塊でした。


 



地元でも、よく見かけますが…

ぶら下がる数が尋常じゃありません。

生命溢れる場所なのだと気付かされます。

 

 



可愛らしい存在を見つけました。

小さなカルガモの雛です。

この池ではカルガモの雛は初めてカモ。。。

単独で水面を移動していました。

 




周囲には兄弟はいないようです。

親鳥らしきカルガモ成鳥が1羽いましたが…

我関せずとばかりに、水浴びしていました。

 

 


カルガモは♀が育児をします。

このカルガモは♂なのか他鳥なのか…

幼い雛の今後が心配です。

最後は水辺の草地に姿が隠れました。




池の周囲の緑が濃くなっています。

芽吹きの時期は既に終わっていました。

緑色が映える中、別の水鳥を見つけます。

カイツブリでした。


 



春、この池では定番の存在ですが…

いつも以上に存在感がありました。

背景の影響かもしれません。

 

 


例年だと、育雛の終わり頃ですが…

雛鳥の姿はありませんでした。


何処かに隠れているのか…

今年は誕生しなかったのか…

カルガモとの縄張り争いに負けたのか…


色々と想像が膨らみます。