残雪の戸隠③(キバシリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月下旬の事です。

残雪が消えていない戸隠で探鳥しました。



夏鳥の到来が遅れているようです。

コサメビタキやキビタを見ませんでした。

見つけま方もいるそうですが…

やはり自分の目や耳で確認したいです。




よく姿を見かけたのはアカハラです。

動かずに待つと、間近まで来ました。

いつも、大サービスしてくれます。

 

 



ニュウナイスズメも見つけました。

ペアで、樹の洞を行き来しています。

過去にキツツキ類が使った巣穴でしょう。

再利用の品定めをしているようでした。


高い枝に止まっていた♂を撮りますが…

羽を広げた、面白いポーズとなりました。

顎髭のような黒斑がアクセントとなります。

 

 

 


カケスも姿を見せてくれました。

声がしたので、様子を伺っていると…

すぐ目の前の枝に止まりました。


ゆっくりとカメラを構えます。

近過ぎて全身が写せませんが…

ユニークな正面顔が撮れました。

 

 



キバシリも数多く見かけます。

殆どが2羽で過ごしていました。 

木々の間を目まぐるしく動いています。


ピント合わせの難しい被写体でした。

樹皮と同じ保護色が、実に厄介です。

横顔を見せてくれる時がチャンスでした。

 




ベンチで休憩していた時の事です。

すぐ傍の樹に、キバシリがやって来ました。

嘴には小虫をたくさん咥えています。

育雛中に違いない、と思っていると…

すぐ上にあった洞に入っていきました。

 

 



ベンチの真上に営巣するとは驚きです。

距離をとってから、観察を続けました。


2羽が餌を運び、何度も入れ替わります。

すぐに立ち去る場合と、暫く残る場合。

2パターンがありました。

帰巣と出立の経路を確認します。

飛び立ちの瞬間を狙いました。

 

 


3回目で、広げた翼を撮影します。
私の腕では、これが限界でした。
満足して、その場を離れます。



キバシリの繁殖はいつも通りでした。
雪が残っていても関係ありません。

次に訪れる頃には巣立っているでしょうが…
再訪する日を楽しみにしています。




【観察できた野鳥】(順不同)

 キンクロハジロ、アオジ、アオゲラ、
シジュウカラ、ミソサザイ、コガモ、
カルガモ、アカゲラ、アカハラ、コゲラ、
コガラ、エナガ、キバシリ、ヤマガラ、
キジバト、ヒガラ、ヒヨドリ、トビ、
ゴジュウカラ、キセキレイ、カケス、
ニュウナイスズメ、オオアカゲラ、
アオサギ、カワウ

(声のみ)
ツツドリ、ウグイス、イカル、カイツブリ

計25種(+4種)