4月下旬の事です。
雪の残る戸隠で探鳥しました。
多くのキツツキ(ゲラ類)を観察します。
カラ類の種類も負けず劣らずでした。
黒いベレー帽のコガラ。
戸隠では常連さんです。
腹部が真っ白なのも特徴でした。
シジュウカラに交じって、ヒガラもいます。
胸のネクタイが無いのが判別点ですが…
コガラに比べて、腹部に灰色味が混じります。
木の幹を自由自在に動くゴジュウカラ。
特徴的な動き方でも見分けられました。
逆さまになるのはゴジュウカラだけです。
ひときわ賑やかな囀りが聴こえました。
ミソサザイです。
囀りを頼りに探していると…
茂みの奥に見つけました。
苔を咥えて運んでいました。
ミソサザイは、苔を巣に利用します。
今年も近くの沢で営巣するのでしょう。
驚いた事に、咥えたまま囀っていました。
しかも、あの声量を保ったままです。
腹話術のような技術の持ち主でした。
お淑やかに鳴く野鳥も見つけます。
夏羽のキセキレイでした。
声量はミソサザイには及びませんが…
腹部の鮮やかな黄色が印象的でした。
ウグイスやツツドリの鳴き声もします。
クロツグミやイカルの声も耳にしました。
どちらも姿は現してはくれませんが…
耳でも探鳥する事が出来ました。