残雪の戸隠②(ミソサザイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月下旬の事です。

雪の残る戸隠で探鳥しました。

 

 


多くのキツツキ(ゲラ類)を観察します。

カラ類の種類も負けず劣らずでした。



黒いベレー帽のコガラ。

戸隠では常連さんです。

腹部が真っ白なのも特徴でした。

 

 

 


シジュウカラに交じって、ヒガラもいます。

胸のネクタイが無いのが判別点ですが…

コガラに比べて、腹部に灰色味が混じります。


 



木の幹を自由自在に動くゴジュウカラ。

特徴的な動き方でも見分けられました。

逆さまになるのはゴジュウカラだけです。

 

 

 

 

ひときわ賑やかな囀りが聴こえました。

ミソサザイです。

囀りを頼りに探していると…

茂みの奥に見つけました。

 

 



苔を咥えて運んでいました。

ミソサザイは、苔を巣に利用します。

今年も近くの沢で営巣するのでしょう。


驚いた事に、咥えたまま囀っていました。

しかも、あの声量を保ったままです。

腹話術のような技術の持ち主でした。

 

 



お淑やかに鳴く野鳥も見つけます。

夏羽のキセキレイでした。

声量はミソサザイには及びませんが…

腹部の鮮やかな黄色が印象的でした。

 




ウグイスやツツドリの鳴き声もします。

クロツグミやイカルの声も耳にしました。

どちらも姿は現してはくれませんが…


耳でも探鳥する事が出来ました。