シンガポール探鳥記:2025年①(シロハラウミワシ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬の事です。

シンガポールに旅行に行きました。

昨年に続いて、2回目です。

 

3泊4日の旅程で、遊べるのは3日間。

天気はあまり良くはなくて…

午後は必ず雨に降られます。

 

もちろん、探鳥を楽しみました。

しばらくは、その紹介となります。

宜しければ、お付き合い下さい。

 

 

 

🛫  ✈  ✈  ✈  🛬

 

 

 

夕方に関西空港を離陸しました。

真夜中にチャンギ国際空港に着陸します。

タクシーでホテルに向かいました。

 

一般道は時速90km制限ですが…

メーターは『110』を指しています。

夜の街をビュンビュン飛ばしていました。

 

 

 

無事ホテルに到着しますが…

ホテル受付で、妻が慌て始めます。

車内に貴重品を置き忘れたのだとか。。。

しかも、彼女のパスポートも一緒でした!!!

再発行の手続き等を考えると…、パニックです。

 

しかし、幸運にも恵まれました。

先程のタクシーが戻って来てくれます。

我々の忘れ物に気付いてくれたのだとか。

無事、貴重品とパスポートが戻ってきます。

 

「すぐに気付けて良かったよ」

 

笑顔の運転手さんは、神様のようでした。

謝意を伝え、謝礼を渡します。

早々に肝を冷やしました。

 

 

 

⛲️  ⛲️  ⛲️  ⛲️  ⛲️

 

 

 

翌朝は6時に起床します。

夜明けは7時頃、探鳥の準備をしました。

窓から見た隣の建物に野鳥がとまります。

チャノドコバシタイヨウチョウでした。

朝の散策への期待が高まります。

 

 

 

最寄りの公園に徒歩で向かいました。

フォート・カニング・パークです。

暑さと湿気でレンズが曇りました。

撮影可能となるまで、辛抱強く待ちます。

朝食を食べながら待つ事にしました。

 

 

 

ようやくカメラが使えるようになります。

最初の被写体は、鳩でした。

カノコバト(Spotted Dove)です。

 

 

 

前回も早々に出会った野鳥でした。

巣材を集めているように見えます。

何処かで営巣するのかもしれません。

 

 

 

大きな広場まで移動します。

周囲の高い樹から鳴き声がしました。

姿が見えないのが歯がゆいです。

 

そんな中、目の前に現れた鳥がいました。

メグロヒヨドリです。

(Yellow-vented Bulbul)

 

 

 

こちらも1年ぶりの再会でした。

前回も今回も、何度も出会います。

未見の野鳥を探していましたが…

1羽1羽、確認しながら進みます。

 

 

 

高木に小鳥を見つけます。

ピントのあった写真は白と黒のみですが…

頭部と尾羽に赤色が混じっていました。

多分、セアカハナドリです。

(Skarlet-backed Flowerpecker)

 

 

 

初見の野鳥でした。

とても美しいと野鳥なのですが…

真下から見ると、味気がありません。

頭部、背部、尾部が鮮やかな赤色です。

きちんと撮影したかったのですが…

この日この時のみの出会いでした。

 

 

 

水場の少ない公園でした。

少し意外な野鳥を見つけます。

カワセミの仲間でした。

ナンヨウショウビンです。

(Collared Kingfisher)

 

 

 

2羽での登場ですが、逆光でした。

この旅では撮影機会が少なかったです。

前回が恵まれていたのかもしれません。

 

 

 

ハヤブサらしき野鳥も見かけました。

林の中からなので撮影は困難ですが…

上空にも気を配る必要がありました。

 

 

そんな努力が実を結びました。

遠くから接近する猛禽を発見します。

2羽が旋回していました

シロハラウミワシです。

(White-bellied Sea Eagle)

 

 

 

 

初めて見る種でした。

ハイチュウ♂を彷彿とさせます。

純白の姿は神々しささえ感じました。

 

 

 

調べてみると、魚食性の猛禽です。

巣は何回も使いまわすのだとか。

ミサゴに似ていると思いました。

 

初日の朝から、様々な種を見つけます。

昨年の感動を思い返しました。

 

 

 

🦅  ⛪  🦅  ⛪  🦅

 

 

 

〜旅行の小話①〜

 

 

 

シロハラウミワシに関する話題です。

観光施設で、面白いものを見つけました。

2日目に立ち寄った場所です。

チャイムス(CHIJMES)でした。

 

 
 
一見すると、教会に見えましたが…

かつてのキリスト教系の女子校でした。

現在は商業複合施設として利用されています。

周辺には飲食店が並んでいました。

 
 
 
庭園に鳥のステンレス像を見つけます。
シロハラウミワシを模したものでした。
ナマズを捕らえた瞬間との事です。
 
 

 

傍にあるプレートを読みました。
 
聖書では鷲は様々なものの象徴なのだとか。
「強さ」「安全」「思いやり」など…
建物の柱にも鳥が描かれているそうです。
その数は648本!
 
 
鳥は宗教においても密接な関係があります。
日本でも「鳥居」「八咫烏」など…
非常に興味深いです。