11月上旬の事です。
愛知県の蓮田に来ていました。
淡水域を好むシギを探します。
この日の目標はオグロシギでした。
到着時、コウノトリを見つけます。
しばらくはコウノトリを観察しました。
飛び去った後、蓮田を眺めます。
蓮田の端に、目的の鳥を見つけました。
嘴が真っ直ぐに長い、オグロシギです。
すぐ傍にタシギも見つけました。
最初は遠い位置に居ました。
CMの方々と雑談をしながら待ちます。
縁をなぞりながら近付いてきました。
皆で息を潜めて待ちます。
オグロシギは採餌に夢中でした。
泥中から、何かを見つけ出します。
丸くて小さなものでした。
撮影して確認します。
巻貝を丸呑みしていました。
おそらくはジャンボタニシです。
ここではピンク色の卵を沢山見ました。
大きくなる前の、幼い貝なのでしょう。
ジャンボタニシは外来種です。
農作物への被害が話題となっていますが…
それを食べてくれるのは有難いです。
原産国でも、多くの鳥類が食べるのだとか。
目の前で翼を広げてくれました。
名前の通り、尾羽が黒いです。
黒い翼には白色の帯がありました。
遠慮なく近付いてきます。
最接近距離は5mを切りました。
CM同士で苦笑いを交わします。
ゆっくりと後退する人。
撮影を諦める人。
スマホに持ち換える人。
皆さん、それぞれに見守りました。
オグロシギはマイペースで過ごします。
しばらくの後、歩いて戻っていきました。
私にとっては初見のシギです。
十分に観察と撮影を楽しみました。