春の瓢湖にて(ツルシギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月下旬の事です。

下越地方の瓢湖で探鳥しました。

目的は夏羽のツルシギです。




3月に冬羽を観察して以来でした。

到着早々に5羽のツルシギを見つけます。

いつもの小島で休息していました。

黒色に換羽した姿が、カッコイイです。

 




水浴びシーンも見せてくれました。

脇羽は白いようです。

黒い体だと、水滴がハッキリと映りました。

 

 



傍には、より黒い水鳥もいます。

夏鳥のバンでした。

毎年、この湖で育雛しています。

じきに、可愛い雛鳥が誕生する事でしょう。


 



水辺の一画では、まさに営巣中の鳥が。

カンムリカイツブリです。

営巣しているのを初めて見ました。





2羽で協力して浮巣を築きあげます。

不思議な事に、水底から巣材を集めていました。

もっと軽い物の方が浮きやすそうですが…

個人的には、興味深い事でした。

営巣中、巣の上で何度も交尾をします。

文字通り、『愛の巣』となっていました。




別の場所では、マガモも交尾をしています。

最初、マガモ♂が何かを咥えた様に見えました。

実際は、水中でマガモ♀に馬乗りになってます。

湖の彼方此方で、生命の営みが盛んでした。

 




🦆  🦆  🦆  🦆  🦆




〜おまけ〜



湖の沖合に、コガモの群れを見つけました。

アメリカコガモが居ないか探します。

明らかに姿の異なるカモを見つけました。

シマアジ♂です。

 




私にとっては初見の野鳥でした。

以前から、 探していたカモです。

渡りの時期なので、不思議な事ではありません。

不意な出逢いだったので、嬉しかったです。

♀の姿も探しますが、わかりませんでした。

遠いと、コガモ♀との区別が困難です。



それでも、嬉しい事には変わりありません。

コガモの群れに紛れて見えなくなるまで…

十分に観察させてもらいました。