葦原の中に(オナガ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月中旬、下越地方にプチ遠征しました。

初春の瓢湖を散策します。

 

 

 

真冬に比べて、水鳥達の数は減りました。

しかし、観光給餌にはカモ類で賑わいます。

ホシハジロとオオバンが中心でした。

マガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ…

オナガガモの姿もあります。

 

 

 

 

パン屑を狙うトビもやって来ました。

給餌の時間帯は近くで観察できます。

餌を奪ったのを見た事はありませんが。

 

 

 

 

白鳥の姿がめっきりと減りました。

3月15日に北帰行が完了したそうです。

(阿賀野市HPより)

 

それでも、数羽の白鳥が居ました。

夏、10羽を超す白鳥が残っています。

怪我などをして飛べない白鳥達でした。

翼が傷付いたコハクチョウを見つけます。

元気そうに泳いでいました。

 

 

 

 

遠くに、潜水を繰り返す鳥がいます。

ミコアイサ♀でした。

♂の姿もありましたが、こちらも遠いです。

カモ類と違い、先程の給餌には参加しません。

動物食傾向が強いため、必要ないのでしょう。

魚や甲殻類を獲っているようでした。

 

 

 

 

湖の周囲を歩いて回ります。

シジュウカラやモズ等を見かけました。

そんな中、久し振り見る野鳥がいます。

オナガでした。

 

 

 

 

黒い頭部に、淡青色の背部がお洒落です。

名前の通り、尾羽の長いのも特徴でした。

数羽が、葦原の中に潜んでいます。

待ちますが、なかなか出て来ません。

時折、茎被りを撮影できただけでした。

 

 

 

 

オナガは中部地方より北に生息します。

東日本でしか見る事が出来ないのだとか。

 

留鳥ですが、私には比較的珍しい野鳥です。

短い時間でしたが、嬉しい出逢いでした。