静かな白鳥(コブハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月下旬の事です。

千葉県の手賀沼を散策しました。

夕方に迫る時間帯での事です。

 

 

ユリカモメが多いのが印象的でした。

家族連れが、餌をあげています。

競って奪い合っていました。

華麗にも、空中でキャッチもしています。

 

 

 

近くには、大きな白い鳥がいました。

外来種のコブハクチョウです。

数は多くありませんが、所々で見かけました。

コハクチョウやオオハクチョウは居ません。

コブハクチョウは定住しているのか不明です。

近年、標識などで調査しているとの事でした。

 

 

 

 

人を恐れないため、接近できますが…

意外に凶暴であるため、注意が必要です。

国内では撮影者が怪我した事例もあるのだとか。

海外では死亡例もあるそうです。

お互いのためにも、距離は保つべきですね。

 

 

 

 

手賀沼の北~東部を軽く歩きました。

陽が傾いたので、ホテルに戻る事にします。

人気の少なくなり、野鳥が出て来ました。

オオバンが芝生で採餌しています。

 

 

 

 

コブハクチョウも歩いて出て来ました。

大きいため、歩く姿には貫禄があります。

 

 

 

 

フェンスの下の草を食んでいました。

「ブチッ、ブチッ、ブチッ」

勢いの良い音がします。

嘴や首の力も強そうでした。

 

 

 

 

英名はMute swanです。

確かに、鳴き声を聴く事はありません。

「鳴かない白鳥」という名の通りです。

デンマークでは国鳥に指定されています。

 

 

遠く離れた日本で繁殖していますが…

近隣では農作物への被害が深刻なのだとか。

冬季だけのコハクチョウ等とは条件が違います。

共生できる方法が見つかると良いですね。