飛び回る(ウミアイサ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

今回、最後に閲覧注意の画像があります。

魚に付着する寄生虫です。

苦手な方は、御注意ください。

 

 

🐟  🐟  🐟  🐟  🐟

 

 

1月中旬の事です。

市内の海岸を散策しました(前回の続き)。

 

 

晴れて風も穏やかな日の海岸散策です。

幸いにも、シノリガモ♀を観察できました。

今度は♂も…、と期待してその場を離れます。

 

 

岩の隙間から、イソヒヨドリ♂が現れました。

運が良い時は、綺麗な囀りも聴けます。

背景に日本海の荒波を写したかったのですが…

この日は凪なのです。

次回にお預けになりました。

 

 

 

海辺では、カモメ類やトビが飛んでいます。

普段とは異なるシルエットが飛んで来ました。

カメラを構えて、確認します。

ウミアイサ♀でした。

 

 

 

目的は分かりませんが、周囲を飛び回ります。

2度、浅瀬に着水しますが、再び離水しました。

1羽だけで行動しているようです。

 

 

 

こちらは2回目の着水シーン。

普段は泳いでいる姿が中心です。

飛び回る姿は新鮮でした。

 

 

 

帰り際、1羽のスズメを見つけます。

つぶらな瞳が可愛い存在でした。

いつもは群れていますが、今回は単独です。

どことなく寂しそうに、心細そうでした。

 

 

 

🐟  🐟  🐟  🐟  🐟

 

ここからが閲覧注意です。

 

 

~おまけ~

 

 

海岸を散策中の事です。

波打ち際に小魚が打ち上がっていました。

おそらくはメジナの幼魚です。

 

気の毒に思いつつ、写真を撮りました。

…と、ピチピチと地表を跳ねます。

まだ生きていました。

 

魚の肌(鱗)は温度変化に弱いと聞きます。

素手で触ると魚が火傷してしまうのだとか。

手袋越しに拾って、海に戻しました。

無事、元気に泳ぎ去って行きます。

 

帰宅後、魚種を調べようと画像を確認して…

違和感に気付きます。

魚のエラの部分に、何か白っぽいモノが…

現場では慌てていて、気がつきませんでした。

 

 

 

何となくエビやフナムシに似ています。

調べてみると、寄生虫のようでした。

名前を「魚の餌(ウオノエ)」と言います。

 

 

 

Wikipediaによると…

エラから侵入し、舌から吸血します。

舌が壊死し、口腔内を占拠するのだとか。

釣った魚などからも発見されるそうです。

因みに、食べても人間には無害だとか。

 

あの小魚を気の毒に思います。

ウエノエのせいで弱っていたのかも。

現場で気付けたら、除去すべきだったかも。

いや、自然のままにするべきなのかも。

 

帰宅後、画像を見ながら悶々としました。