艶やかな背中(オオマシコ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月3日の事です。

正月休みの帰り道に寄り道をしました。

愛知→岐阜→長野→新潟が経路です。

やはり、長野県での探鳥になりました。

 

 

立ち寄り地点への到着はお昼頃です。

その日は三賀日の最終日でした。

飲食店が開いているか分かりません。

昼食はサービスエリアで済まします。

 

 

現地では、そこそこ人を見かけました。

赤い実の生る木に鳥が集まります。

紅色や茶色が確認できました。

オオマシコです。

 

 

 

数人のCMがカメラを構えていました。

割と近くで撮影しても大丈夫のようです。

その後方にゆっくりと移動しました。

個人的には一番緊張する場面です。

野鳥を驚かせぬよう、細心の注意を払いました。

 

 

赤い実は何の植物でしょうか?

ズミ、アズキナシ、ナナカマド…

幾つか候補がありますが、ズミっぽいです。

若い♂が、一生懸命食べていました。

 

 

 

成鳥♂も見つけます。

枝被りを避けて、中腰での撮影でした。

少しだけ太陽が顔を出し、明るくなります。

鳥も実も、色が綺麗に写りました。

 

 

 

ここでの撮影を終えて、散策を続けます。

日も傾き、人も少なくなった頃の事でした。

前方の地面で、数羽の鳥を見つけます。

地上で採餌しているオオマシコでした。

 

 

カメラを構え、腰を下ろして待ちます。

嬉しい事に5m程の所まで来てくれました。

思わず頬が緩んでしまいます。

 

 

こちらを察したのか、首を伸ばす♂。

 

 

首を傾げる姿が可愛い♀。

 

 

この撮影中に気付いた事があります。

『オオマシコ♂の背中が美しい』

紅色と黒い縦斑が、艶めかしく写ります。

私の大好きな部位となりました。

 

 

 

20分は経過したでしょうか…

ずっと目の前で採餌しています。

屈んでいる足が辛くなってきました。

…と、若い男性2人が視界に入ります。

 

「めっちゃ可愛い」

「すごく紅いね」

 

囁くように話していました。

私のかなり後方から撮影しています。

私に遠慮していたのかもしれません。

 

ゆっくりと後退して、場所を譲る事にします。

手を掲げて勧めると、会釈が返ってきました。

言葉を用いずとも意図が伝わったようです。

 

こんなやり取りも楽しみの1つです。

 

 

🥜  🌻  🥜  🌻  🌱

 

 

~おまけ~

 

 

画像を整理していて、気付いた事があります。

先程の撮影場所でオオマシコが食べていた物…

よく見ると、ヒマワリの種に似ています。

 

 

 

他の種子も食べていましたが。。。

誰かが地面に撒いた可能性が高いです。

もしかすると、『餌付け』かもしれません。

 

賛否両論あると思います。

私は撮影目的の餌付けには反対です。

複雑な気持ちになりました。