この日の出会いに感謝(ニシオジロビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

12月30 日、愛知で探鳥しました(2回目)。

朝から木曽川の河川敷を散策します。

ニュウナイスズメを観察した後、目的地へ…

先日、ニシオジロビタキを見た場所でした。

まだ滞在しているのか不明です。

他の野鳥を探しがてら、散策しました。

 

 

観察場所には誰も居ません。

それほど期待はせずに立ち寄ったつもりです。

その場を通り過ぎ、河川敷を歩き回りました。

ヒヨドリ、ツグミ、カモ類を観察します。

再び戻ると、2人のCMが待機していました。

もしかすると、まだ居るのかもしれません。

 


尋ねた方が早いのですが、2人は歓談中です。

邪魔をせず、周囲の様子を観察していました。

 

 

「ヒッ、ヒッ、ヒッ」

鳴き声と共にジョウビタキ♂が登場します。

木杭の上でポーズをとってくれました。

 

 

 

しばらくジョウビタキが付き合ってくれます。

その間にも、目的の野鳥を探していると…

頭上に小さな鳥の影が飛びました。

褐色の地味なシックなヒタキ。。。

ニシオジロビタキ♀です。

 

 

 

目的の鳥でした。

先程のCM達もこの鳥が狙いのはずです。

「上に出ましたよ」と小さく声をかけました。

しかし、聞こえていないのか、全く動じません。

私だけ上に向かってカメラを向けていました。

 

その後、長い時間を高い枝で過ごします。

徐々に人が増え、7名程になりました。

ニシオジロビタキ♀は上に留まっています。

時折、ジョウビタキ♂が追い回していました。

 

40分程が経った頃の事です。

低木の茂みに隠れた後、目の前に現れます。

シャッターチャンスでした。

 

 

 

腰の高さ位のロープの上、距離は5m程です。

先程のCM達がようやく動きました。

このチャンスを待っていたのでしょう。

皆で、静かにアイドルを撮影しました。

時間にすると1分もありません。

それでも、この日一番の瞬間です。

 

 

 

再び茂みに隠れてしまいました。

誰ともなく、感嘆のため息を漏らします。

皆、笑顔で各々の感想を述べ合いました。

 

「良い場所でしたね」

「背景が緑なのが嬉しいですね」

「近過ぎて動けなかったよ」

 

その後も20分程の間、何度か現れます。

しかし、先程以上のチャンスではありません。

得難い瞬間でした。

 

 

地上に降りて、餌探しも見せてくれます。

動きがとても素早いので、苦労しました。

飛び降りる直前の撮影に成功します。

 

 

 

膝の高さに1本の枯れ枝を見つけました。

周囲からだと、茂みに隠れた場所です。

腰を落とすと、木の間から確認できました。

場所を絞って粘ってみましたが…

 

 

残念ながら後ろ姿です。

それでも、思う存分に撮影が出来ました。

この日の出会いにも感謝です。