それぞれの距離(ハジロカイツブリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

12月中旬の事です。

上越市にある朝日池に行きました。

小雨の降る中、短時間の探鳥です。

 

 

池を見渡すと、白鳥の姿は少数でした。

周囲の田圃に採餌に出かけているのでしょう。

同様にマガンなどの姿も疎らです。

水鳥はマガモが中心でした。

 

 

そんな中、パンダ迷彩の水鳥を見つけます。

ミコアイサ♂でした。

発見後、あっという間に飛び去ります。

辛うじて数枚だけ撮影できました。

 

 

 

少し離れた場所にも水鳥を見つけます。

カンムリカイツブリ若鳥でした。

頻繁に潜るため、見失ってしまいます。

 



遠くに特徴的なシルエットを見つけました。

大きめの頭部と細長い嘴です。

カワアイサ♂でした。

更に遠くの岸辺に数羽が群れています。

 

 


ふと、近くの水面が動きました。

近過ぎて見落としていたようです。

ハジロカイツブリでした。

綺麗な波紋を描きつつ、慌てて離れて行きます。

あちらも私に気付かなかったようでした。

 



待機していると、再び近付いてきます。

全部で2羽を見つけました。

まずは赤い虹彩が目に留まりますが…

墨汁で染めたような体も綺麗だと感じます。




今回は潜水系の水鳥が観察出来ました。

観察時、「それぞれの距離」があります。

私の経験上、遠い順から並べると…


カワアイサ

ミコアイサ

カンムリカイツブリ

カイツブリ

ハジロカイツブリ


といった感じです。

観察する状況にも左右されるのでしょうが…

他の皆さんがどう感じるか、興味があります。



🦆  🦆  🦆  🦢  🦆



〜おまけ〜



池の畔を歩いている時の事でした。

葦原からスズメの群れが飛び出てきます。

密集しているところを撮りました。

マガン達には及びませんが、なかなか壮観です。

 

 


嘴の基部が黄色い個体が多いようでした。

冬季の若鳥の群れなのでしょう。

レアなスズメは交じって……、いませんでした。

ホシムクドリやコクマルガラスのようにはいかないようです。


どちらも未見なので、いつか挑戦したいです。