狩りは失敗(ケアシノスリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月下旬は、寒波や大雪などが日常生活に影響を及ぼしています。

幸いにも、ライフラインには著しい影響はありません。

 

ただ、晴れの日が少ない上に、雪が深くて鳥見に行けません。

そのため、週末などに撮り貯めた画像を中心に紹介しています。

 

 

 雪だるま  雪の結晶  雪だるま  雪の結晶  雪だるま  雪の結晶  雪だるま

 

 

1月中旬の福島潟での探鳥の続きです。

野鳥観察舎から湖面(福島潟は湖に分類されます)を眺めました。

 

 

数人の観察者がカメラを構える方向に、1羽の猛禽がいます。

オジロワシかと期待しましたが、違いました。

最初、白っぽいノスリだと思いました。

 

 

 

頻回に飛び立ち、ホバリングを繰り返します。

ノスリにしてはよく飛ぶな…、と思いました。

その行動と、足の特徴で気付きます。

ケアシノスリでした。

 

 

 

私にとって、ケアシノスリは初見の野鳥です。

その名の通り、足が羽毛で覆われていました。

普段見かけるノスリよりも、暖かそうに見えます。

尾羽に白い帯状斑があるのも、ノスリとの識別点になります。

 

 

 

ノスリは風の強い日にホバリングする事が多いそうです。

ケアシノスリは、風のない日でもホバリングを頻回にします。

葦原を監視しながら、何度も飛んでいました。

 

 

 

しばらくすると、葦の中に飛び降りました。

野鳥観察舎からだと、葦原に視界が邪魔されません。

ただ、足元の様子はわかりませんでした。

何かを捕まえたのでしょうか。。。

ケアシノスリは、ネズミ類を好んで捕食するそうです。

 

 

 

再び飛び上がった際に足元を確認してみます。

残念ながら、獲物は掴んでいませんでした。

狩りは失敗だったのかもしれません。

もしかすると、葦原の中で食べてきたのかもしれませんが。。。

 

 

 

ケアシノスリは、珍しい野鳥です。

後に福島潟の公式HPでも確認情報が掲載されていました。

特に狙って訪れたのではありませんが、嬉しい出会いでした。

 

 

後日、他にも珍しい野鳥が来ている事に気付きました。

大雪さえなければ、再び訪問したいと思っています。