10月の3連休に訪れた、藤前干潟での事です。
満潮から干潮へ、徐々に移りゆく様子を観察しました。
干潟には、シギチ達が断続的にやってきます。
アオアシシギを観察していたら、より嘴の長いシギを発見しました。
アオアシシギよりも、嘴が大きく反りかえっています。
オオソリハシシギ(39㎝)でした。
下の画像では、1羽だけアオアシシギ(35㎝)が混じっています。
並んでくれると、大きさの比較がしやすいです。
オオソリハシシギ(39㎝)に混じって、別のシギも2羽見つけました。
以前、地元でもみかけたオバシギ(29㎝)です。
ずんぐりとした体形と胸部の黒い帯状斑が特徴です。
他には、黒っぽいシギも見つけました。
ダイゼン(夏羽)です。
傍にはハマシギも数羽群れていました。
徐々にダイゼンも増えていきます。
どうやら、夏羽よりも冬羽の個体の方が多いようでした。
ゴカイや甲殻類などの餌を啄んでいます。
干潟をよく観察すると、無数の甲殻類が蠢いていました。
シギ達にとって、絶好の餌場である事が良く分かります。
私の傍にいたカメラマンの1人が、「来た!」と声を上げました。
対岸から、鳥の群れがやって来ます。
慌ててカメラの設定を変えて、撮影しました。
ダイゼンの群れです。
地元では数羽程度でしか観察できません。
藤前干潟では数十羽という群れが過ごしていました。
やはり、規模が違います。
何種類もの野鳥を観察していると、種の判別が出来ないとストレスです。
以前はアオアシシギやオバシギなどの判別が直ぐには出来ませんでした。
野鳥観察を始めたばかりの頃よりも、確実に経験を積んでいると自負できます。