崖傍の鉄塔にて(ハヤブサ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

以前から、地元で気になっていた場所がありました。

それは、ハヤブサの営巣地です。

詳しい場所がわからないため、何となくの位置しか把握していませんでした。

先日、海岸散策中に情報交換をした方から、場所を教えてもらいました。

海に面した崖です。

 

 

同行して教えて頂いた日は、残念ながら遠方に見えるのみでした。

場所は分かったので、再び挑戦する事にします。

9月上旬に、もう一度行ってみました。

 

 

あいにくの曇り空でしたが、運良くハヤブサを発見します。

崖傍の鉄塔に、ちょうど降り立ったところでした。

 

 

 

鉄塔は3階くらいの高さでした。

ハヤブサは、こちらを恐れる様子はありません。

「真下を通っても大丈夫なくらい、人に慣れてますよ」

そのように教えて頂いていましたが…、本当でした!

ゆっくりと回り込んでも、逃げる様子もありません。

 

 

 

正面も横向きも、凛々しい姿です。

周囲を見渡すように、時折、位置を変えていました。

後ろ姿は、洒落たスーツを着たサラリーマンのように見えました(←?)。

 

 

 

少し晴れ間が出たので、青い空と一緒に…パシャリ。

欲を言えば、もう少し光が欲しいところです。

 

 

 

画像を確認しているうちに、音もなく飛び去ってしまいます。

10分程の時間でしたが、十分満足できました。

 

 

 骨  骨  骨  骨  骨  骨 

 

 

~おまけ~

 

 

ハヤブサの止まっていた鉄塔の周囲を探してみました。

ハヤブサのいた痕跡を見つけられないかと期待します。

特に、羽根なんかが落ちていたら嬉しいのですが…

見つけたのは、白い糞とペリットだけでした。

 

 

 

ペリットとは、野鳥が胃で消化できずに口から吐き出した物の事です。

病原菌などが付いているかもしれないので、直接触るのは不衛生です。

 

 

落ちていた木の枝で、ツンツンして確認しました。

このペリットは、小鳥の羽毛などで構成されていました。

近くでは、ヒヨドリやカラ類を見かけます。

もしかすると、彼らが捕食されたのかもしれません。