藤前干潟での野鳥散策(最終回)です。
残念ながら、散策時は満ち潮のために干潟は殆どなくなっていました。
しかし、よくよく観察すると様々な野鳥が彼方此方にいました。
カワウの大群が飛来します。
下の画像には20羽ほどしか写っていませんが、全部でその5倍はいました。
集団で狩りをしているようです。
小魚の群れでもいたのかもしれません。
何度も潜っていました。
テトラポッドの手前には、夏羽のオオソリハシシギが群れています。
別のシギ達が飛び立ちました。
遠いので判別できませんでしたが、後に拡大してみるとダイゼンとハマシギが中心の混群でした。
それと、もう少し大きいシギ類(チュウシャクシギ?)が混じっている様に見えます。
対岸の葦原に、白鷺の群れを見つけました。
コサギとダイサギですが、1羽だけ異なるサギがいます。
嘴を水の中に入れて、まさぐる様に餌を探していたので、違いに気付く事が出来ました。
遠いので自信はありませんが、おそらくはヘラサギです。
シラサギの中にヘラサギがいました。
野鳥図鑑では知っていましたが、初めて見ました。
大きなヘラのような嘴は、遠目でもハッキリと確認できます。
偶然、嘴を開いた瞬間も撮影出来ました。
しかし、遠いです・・・。
野鳥図鑑によると、ヘラサギは冬鳥として日本に訪れます。
九州地方での観察が多いそうですが、稀なのだそうです。
東海地方にたまたま訪れていた時期に、運良く巡り合う事が出来ました。
次回は近くで観察できると、より一層嬉しいです。
藤前干潟では、環境保全のために定期的にボランティアによるゴミ拾いを行なっているそうです。
残念ながら私は参加する事は出来ませんが、今年も地元での釣りゴミを細々と続けています。
余談ですが、最近は良く行く海岸散策の際に、釣りゴミをほとんど見かけません。
捨てる人がいないのか、回収している方がいらっしゃるのか、・・・嬉しい事です。
ゴミの影響で命を落とす野鳥がいませんように。