最近、何度か海岸へ鳥見に行きました。
目的は、シノリガモやコクガンなどの冬鳥たちです。
しかし、ひどい暴風雪の日が多くて観察&撮影どころではありません。
海から吹き付ける強い風に霰(あられ)が加わると、顔に当たってとても痛いのです。
1月23日の事です。
天気予報は曇りでしたが、窓から眺める空は晴天でした。
絶好の鳥見日和です。
市内の海岸へ行く事にしました。
到着早々、遠目に海面にヒドリガモの群れやカワウを見つけることが出来ました。
その他、浜辺にいる小さな鳥達に気付きます。
シロチドリです。
砂浜にしゃがみ、羽を休めていました。
驚かせないように気をつけながら、順光になるように回り込みます。
砂山の陰に隠れながら、そっと覗きますが…
バッチリと警戒されていました。
赤茶色の頭部が可愛いらしいなと思って見つめていると…
足早に逃げられてしまいます。
それでも動かずに待っていると、戻ってきてくれました。
進行方向の少し離れた岩場で、海藻を採取している人達がいたためだと思います。
羽を広げて、準備体操をしているかのような姿。
やはりこちらへの警戒は怠らない様子。
胸の中央で、黒っぽい線が途切れているのがわかります。
存分に観察できました。
最後は、ランニングする男性に驚いて沖にある岩場に飛び去ります。
この海岸では、昨年もシロチドリを見かけました。
毎年同じ時期に観察できると、何となく安心します。